メニュー
COUNTDOWN JAPAN 12/13 クイックレポート


2002年に解散、今年3月に赤坂BLITZでワンマン・ライヴを行い、10年ぶりに本格的に活動を再開したZIGZO。彼らが再結成を果たした記念すべき2012年の終わりに、このCOUNTDOWN JAPANにも出演してくれる――ということで!たくさんの熱いオーディエンスがCOSMO STAGEに詰めかけた。1曲目“Day By Day”からTETSU(Vo・G)のヒリヒリとしたヴォーカルと重厚なサウンドで攻撃的な幕開け、続く“I Cult You”ではDEN(B)の骨太なベースラインをフロアに響かせつつもRYO(G)による軽快なコーラス・ワークも聴きどころ。

「こんばんは、COUNTDOWN JAPAN10周年、おめでとうございます。10年前と言えば俺たち、解散しまして。今年復活しております。これはきっと……ただの偶然です。楽しんでいってください」とTETSUが少し照れくさそうに話す。そして“Medicine Man”では《音符はまだ落ちては 来ないまま》なんて哀愁いっぱいに歌いながらも、SAKURA(D)の自由でワイルドなプレイもクールな、色気と風格に満ちたロックを鳴らした。10年ぶりの復活だが、今日のステージも今年10月にリリースしたアルバム『THE BATTLE OF LOVE』からの楽曲のみ。滑らかなメロディラインが美しい“Super Charger Star”での疾走感も、今の4人だからこその熱気を帯びていて、フロアからはたくさんの腕が振り上げられた。

「明日も明後日も来年も、ずっとハジけていてください!」というTETSU言葉の後、“I’m in Love”へ。10年のブランクがあっても消えなかった情熱をぶつけ合うかのように、懸命にプレイする4人がいた。ラストの“ぶらつく天使”まで、黒い衣装でスタイリッシュにキメつつもエモーショナルに、ZIGZOの現在進行形のロックで魅了してくれた。(上野三樹)