アルバム『ちぎれろ』のレコ発ワンマンツアー、ファイナル公演の新木場STUDIO COAST。情感溢れる演奏の数々に、このツアーを通してあらゆる曲が新たに纏い始めた表情を目撃できたし、このバンドの大きな特徴である「歌謡性」がより深くなっていることを実感。同時に、人間の表も裏も描く批評性を持ちつつもどこかチャーミングな『ちぎれろ』は、ユーモアと毒を盛りながらフィクションを媒介して現実を射抜くアルカラの本質自体と、かなり近い距離にあるアルバムだと思い知る。本編のみだとMCは1ヶ所のみで矢継ぎ早に楽曲を畳みかける構成。何編ものドラマを連続で堪能しているかのようで濃密な時間だった。詳細は後日アップのライヴレポートにて。
そしてアンコール後には本日21時に解禁された“トロピカルおばあちゃん~ばーばばばぁ~”のMVとこのツアーのドキュメント映像を放映。さらに①本日の公演の模様がライヴDVD化 ②初のMV集を発売 ③東名阪にて年明けの対バンツアーを追加開催 というニュースも解禁された。MCにて稲村が「4年連続で年間100本以上のライヴをやっている」と言っていたが、2016年の彼らもそのスピードを緩めるつもりなど毛頭ないようだ。
写真はライヴ自体と直接関係ないが、コーストの中に飾ってあったクリスマスツリー。年の瀬が近づいていることをようやく実感する。(蜂須賀ちなみ)