Kalafinaツアーファイナル@国際フォーラムで極彩色の神秘に震える

Kalafinaツアーファイナル@国際フォーラムで極彩色の神秘に震える

約4ヵ月に及ぶKalafinaの全国ツアー「Live Tour 2015-2016 "far on the water"」のグランドフィナーレを飾る東京国際フォーラム2Days「Special FINAL」の2日目。最新アルバム『far on the water』のコンセプトを「音楽の色彩」とKeikoが解説していた通り、曲に焼き込まれた感情をひとつひとつ極彩色の輝きへと昇華していく図は、まさに音楽の神秘そのもの。そのコーラスワークに何度も胸が熱くなったし、身体が震えた。

ストリングスカルテットも含めたフルバンド編成のサウンドとともに、シンフォニーとロックとポップスとオペラが同時進行で繰り広げられているような、ドラマチックで美しい歌の風景を描き出してみせたKalafina。Wakana/Keiko/Hikaruの織り成す奇跡のハーモニーから、さらなる音楽の高みを目指す3人の飽くなき冒険心が滲む、最高の一夜だった。

昨年春の日本武道館ワンマン、アコースティック編成のクリスマスライヴ、ロックモード全開のCOUNTDOWN JAPAN 15/16のステージ、とKalafinaのアクトを観る機会があったが、それぞれの会場&観客と自身の歌で最大限に「響き合い」ながら着実に進化を続けている3人の「今」の情熱が、この日のライヴからもはっきり伝わってきた。

「2016年、まだまだKalafinaは旗を立てていきます!」(Keiko)という宣誓とともに、終演後には自身初のメキシコ公演&最大規模の中国公演といった海外公演に加え、9月の神戸・ワールド記念ホール&日本武道館各2Daysのアリーナ公演開催を発表! その歌の生み出す歓喜の輪は、もっとずっと大きくなっていくはずだ。(高橋智樹)
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