1973年4月5日、この桜の季節にデヴィッド・ボウイが初めて日本に船で訪れたことを思うと、なんとも感慨深い。
それを記念して大回顧展では、ボウイをイメージしたメイクやドレスアップを競い合う「DAVID BOWIE de 来場コンテスト」を12-18時まで開催中。優勝者には豪華賞品、全員に参加賞もあるそう。
ちなみに全身コスプレではなく、一部分だけでもOKとのこと。
使い古した布1枚で完成!の舞台『エレファント・マン』の腰巻きや、『アウトサイド』期と紙一重のブレヒト戯曲『バール』など、通好み&すぐにできそう?
と思うが、下手すると風紀を乱しかねないので聞き流してください。
それにしても、あの場所に向かうたび、ボウイに会いに行く、という気持ちになるのはなぜだろう。普通の美術展とはまったく違う。
「そこにボウイがいる」という感覚は誰もがコメントしている。
喩えは変だが、自分にとっては、お盆に先祖の霊を迎えに行ったり送ったり、という感覚に少しだけ近い。
そんな大回顧展も、残すところあと4日……。
とても寂しいけど、次はバルセロナの人たちが待っている。
そういえば先日行ったら、世界中で開催された『DAVID BOWIE is』のポスターがカフェの壁に新たに貼ってあった。お国柄が出ていて、とても面白かった。
ロッキング・オン最新号では、その総括ともいうべき特集を掲載中。
マーカス・クリンコの貴重な写真や、ミック・ロックの写真&インタヴュー&ポスター付録も。
さらに1973年のデヴィッド・ボウイ初来日公演も含め、『洋楽ロック史を変えた100の来日公演』を特集。
ビートルズ、ツェッペリン、グランド・ファンク・レイルロード、ピンク・フロイドといったレジェンドから、みんなも体験した伝説ライヴのあれこれまで網羅。こちらもお見逃しなく。(井上貴子)
今日はボウイが船で初来日した日。『DAVID BOWIE is』ではドレス・アップコンテストが!
2017.04.05 15:27