エリカ・バドゥ、今こそ観たい! 『バドゥイズム』の衝撃から20年、絶賛来日公演中

エリカ・バドゥ、今こそ観たい!  『バドゥイズム』の衝撃から20年、絶賛来日公演中
1997年、レディオヘッドが『OKコンピューター』を、ビョークが『ホモジェニック』をリリースし、そしてエリカ・バドゥが『バドゥイズム』でデビューした。
翌1998年の初来日、渋谷クアトロで観た彼女の特異な存在感と可憐な歌声は、今でも忘れがたい…。

この年は他にも、ケミカル・ブラザーズ『 ディグ・ユア・オウン・ホール』やスクエアプッシャー『ハード・ノーマル・ダディ』、プロディジー『ザ・ファット・オブ・ザ・ランド』、そして『ポーティスヘッド』などがリリースされた。
旧来型のギター・ロックにはない刺激的なアイディアや発明を多くのアーティストが実践し、00年代~現在に至るリズムやサウンドの普遍的な形を生み出すきっかけとなった大きな変革の年だ。

1967年にビートルズ『サージェント・ペパーズ~』によってスタジオでの音の実験が始まったように、1977年にデヴィッド・ボウイとイーノが『ロウ』や『ヒーローズ』で新しい機材による新しい質感の音を生み出したように。

そして、そんな刺激だらけの年にあってもエリカ・バドゥの登場は衝撃だったし、
現在のソウル、R&B、ジャズ、ヒップホップ・シーンの豊かさに巨大な貢献を果たした。
デビュー作『バドゥイズム』20周年にあたる今年、エリカ・バドゥのライヴが観れる機会があるのはなんとも幸せだ。

ビルボードライブ10周年プレミアム・ステージとして6回の単独公演中で、今週末にはソウルキャンプの初日7日(土)に出演が決っている。
ビルボード東京の初日レポートを読むと、『バドゥイズム』に特化したわけではなく、まさに進行形のエリカ・バドゥが体験できるようだ。
今夜は2日目となるライブが開催。当日券も出るようなのでお早めに。

エリカ・バドゥ @ Billboard Live TOKYO
傑作となった2010年の『ニュー・アメリカ パート・ツー』以降、5年ほど沈黙が続き、最新作は2015年にミックステープとしてデジタル・リリースした『But You Caint Use My Phone』となっているエリカ・バドゥ。ソウルキャンプへの出演とともに実に7年ぶりの単独公演も実現し…
エリカ・バドゥ @ Billboard Live TOKYO - Photo by Masanori Naruse

初日ライブ・レポートはこちら↓
http://www.billboard-japan.com/sp/d_news/detail/55968/2
エリカ・バドゥの特集記事やこちら↓(井上貴子)
http://www.billboard-japan.com/special/detail/2076

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