クイーン、運命の4人が出会って半世紀 ―― ブライアン・メイは今、奇跡を紡ぎつづけるバンドの物語をどう振り返るのか? フレディの死と向き合い、つかみ取った確信を語り明かした最新インタビュー!

クイーン、運命の4人が出会って半世紀 ―― ブライアン・メイは今、奇跡を紡ぎつづけるバンドの物語をどう振り返るのか?  フレディの死と向き合い、つかみ取った確信を語り明かした最新インタビュー! - rockin'on 2021年12月号 中面rockin'on 2021年12月号 中面

「『父さんも手を貸したじゃないか。一緒にギターを作っただろう? 勘弁してくれよ、父さんに怒る権利はない』って。
でも父は立腹していた。生涯をかけて追い求めるキャリアになるわけがないと思っていたんだ」


ブライアン・メイのソロ・デビュー作『バック・トゥ・ザ・ライト〜光にむかって〜』がリリースされたのは、1992年9月のことだった。「1992年」というタイミングから、彼にとってその制作が、そしてソロ・デビュー自体がどんな意味を持っていたのかを窺い知ることができるはずだ。

つまり、前年11月にフレディ・マーキュリーを喪った彼は、自身のソロ・キャリアをその喪失から始めるしかなかった、ということを。実際『バック・トゥ・ザ・ライト~』のレコーディングは、フレディの命の炎が日に日に弱まっていくのを為す術なく見守るしかなかった、絶望の最中に行われたものだったのだから。

今回のインタビューは、『バック・トゥ・ザ・ライト~』のリマスター再発を機に、彼が当時を振り返ったものだ。フレディとほぼ同時期に実父も喪い、結婚生活は破綻に至り、一度は人生を諦めかけたことが赤裸々に語られる衝撃的な内容でもあるのだが、それでも「光の中」に戻ってきたブライアンを、そして今なおフレディの魂を宿したクイーンを現代の私たちが体験できるのも、彼がこの約30年前の最大の試練を乗り越えたからこそなのだ。 (粉川しの)



クイーンの記事は、現在発売中の『ロッキング・オン』12月号に掲載中です。ご購入はお近くの書店または以下のリンク先より。

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