現在発売中のロッキング・オン5月号では、ビョークの来日ライブレポートを掲載しています。
以下、本記事の冒頭部分より。
文=小池宏和
2017年のフジロック以来6年ぶり、単独では実に10年ぶりとなるビョークの来日公演。東京ガーデンシアターと神戸ワールド記念ホールで計4公演がスケジュールされ、3月20日の東京及び25日の神戸では弦楽オーケストラとの共演による「オーケストラル」、3月28日・31日の東京ではシアトリカルなコンセプトライブとなる「コーニュコピア」と、現在ビョークが繰り広げている2種のステージが同時に開催される運びとなった。本稿では、その初日となる東京の「オーケストラル」を振り返ってみたい。
パンデミック下の2021年秋、「コーニュコピア」に次ぐコンセプトのライブとして母国アイスランドで始まった「オーケストラル」は、ピアノ用の譜面を発表するなどクラシカルなアレンジで自身の楽曲を再解釈していたビョークの新たな試みとなった。今回の公演でも室屋光一郎(Vn)を中心に来日公演用に編成された32名のオーケストラと共演するなど、情報化社会の現代に敢えて譜面で音楽を共有するアナログな趣向がおもしろい。指揮を務めるのは、ビョークと同じくアイスランド出身のビャルニ・フリーマン・ビャルナソンである。(以下、本誌記事へ続く)
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