インターポールの新作が凛々しい

インターポールの新作が凛々しい

レーベルをマタドールに戻して、セルフ・タイトルとなる新作『Interpol』をリリースするインターポール。
やっと新作を全編聴けたのだけど、この人たちならではのビシッとしたサウンドがカッコよすぎる。

前作の『アワー・ラヴ・トゥ・アドマイヤー』は躍動的かつカラフルな楽曲を揃え、サウンドの幅をぐっと広げた作品だったが、今回は原点回帰。あの漆黒の闇のようなポスト・パンクを、過剰とも言える厳密さと隙のないクオリティで展開する。時折、黒光りして放つサウンドの光沢がたまらない。
アルバムが完成した後に、ベースのカルロスが脱退してしまったが、大丈夫そう。レーベルをマタドールに戻したことも正解だったのではないか。前作も決して悪くない作品だったが、メジャーというフィールドを意識しすぎてしまったところがあったような気も。今回は十八番連発というか、迷いがない。

しかし、当然のことなのだけど、「Interpol」とググる度に、検索結果で本家のインターポールがトップにくるのが面白い。そちらの今日のニュースは、「アジアで行なわれていたW杯の違法賭博で5000人以上を逮捕した」とのこと。(古川)
rockin'on 編集部日記の最新記事
公式SNSアカウントをフォローする

人気記事

最新ブログ

フォローする