©Samuel Bradley ロッキング・オン最新号では、The 1975のロング記事を掲載。今年前半のUKツアーに密着したルポ、そしてその間にマシュー・ヒーリーが起こした問題行動＆発言の数々を改めて本人に問うたインタビューで構成された、必読の内容となっている。
The 1975の2023年は、まさに波瀾万丈な1年だったわけだが、傑作『外国語での言葉遊び』を提げてのツアーは今も継続中。継続どころかさらにアップデートされていて、最新北米ツアーではマシューの全裸アバターが出現したり、ハロウィーンのライブでは全員仮装で登場、『アメリカン・サイコ』のクリスチャン・ベールに扮したマシューが血まみれでパフォーマンスしたりと、今なお話題に事欠かない状態だ。
ちなみにThe 1975は、そんな現行ツアーを最後にライブ活動の休止を宣言し、さらにファンをざわつかせている。
もちろん解散ではないが、来年以降の彼らの活動が不透明性を増しつつある今、The 1975とマシュー・ヒーリーの行動原則が改めて浮かび上がってくる今回の記事は、重要な指針になってくるはずだ。
UKツアーレポからは圧巻だった日本公演の記憶が蘇ってくるし、マシューの発言からは、自分と世界の混乱を意図的に混同してきた彼とThe 1975の、アートの本質が見出せるかもしれない。
なお、このThe 1975記事は2号連続掲載で年末号にも続きます。今月も、来月もお楽しみに！（粉川しの）
The1975のドキュメント記事が掲載されるロッキング・オン12月号
