映画『百瀬、こっちを向いて。』の主題歌として書き下ろされたタイトル曲“こっちを向いてよ”。瑞々しいピアノの旋律、爽やかに高鳴るストリングスの音色に耳を傾けていると、何とも言えず甘酸っぱい気持ちで胸が…
シャープなビート、雄々しく高鳴るメロディ、清々しい疾走感に満ちた“拝啓、ツラツストラ”。「ツラツストラ」は『ツァラトゥストラはかく語りき』から来ているのだろう。無為に日々の流れに身を任すのではなく、…
レーベル移籍第一弾シングル。彼らがこのところ創作面ではなく、ビジネス面で渦中の存在となっていたのは確かである。彼らはジャーナリスティックなスタンスも持つバンドなので、次にどんな作品を出すかに注目して…
BIGMAMAの『Roclassick』という作品が何より痛快だったのは、誰でも知っているクラシックの名曲群の「再現」でもなく、クラシック基調のプログレ・バンドの手癖などでもなく、自らのエモーションを最大限に炸裂さ…
僕は京の表現を信頼しきっているところがある。DIR EN GREYはもちろん、彼が撮った写真も、撮られた写真も同じだ。京がそのまま、そこにいるからである。少し文学的に言うなら、京の表現、それは「自分自身の作品…
ついに誕生した決定的名曲。歌詞も楽曲も歌も演奏も完全無欠のロックンロールである。結成して8年、プロのミュージシャンとして20年以上のキャリアを経てもなお、摩耗もせず、マンネリにもならず、これほどまでに…
一般的な意味での「ポップ・アルバム」としてはなんと初になる、デーモンの本格的なソロ・リーダー作。ゴリラズ/ザ・グッド、ザ・バッド・アンド・ザ・クイーン/ロケット・ジュース・アンド・ザ・ムーンを始めと…
最初、このバンドを知ったときには、ノーブルで理知的な人たちなんだろうと思っていた。実際、そのサウンドには緻密な構築美があったし、村上学(Vo・G)の書く歌詞にも一種の哲学性が宿っていた。だが、じつはこ…
GOOD ON THE REEL。計算も打算もない。溜め込んだ日々のやるせなさと鬱憤を、全力で解き放つ。そういう表現としてのロックを叩きつける5人組だ。今、猛烈な勢いで上昇気流に乗る彼らの魅力が詰まった決定打となる…
昨年ここ日本でも科学未来館を舞台に繰り広げられた「バイオフィリア」コンサート、その制作の裏側に迫ったドキュメンタリーである。いかにしてビョークが「音楽×自然×科学技術」をコンセプトとしたマルチメディ…
今回のミニ・アルバムによって、本格的なメジャー・デビューを果たすダブ/レゲエ・バンドのTAMTAM。ここ数年、インディーズ時代の作品や圧巻のライヴ・パフォーマンスが注目を集め続けてきた5人組だ。その鍛え上…
《恋を知って!愛を知って セックスを知って愛を忘れてえ》と男子は悶々としながらも、《強がって行きてゆく》。だって《未来ってヤツはもう過去になる》んだから。だから男子ってバカよね~。と女子は上から目線…
『TEENAGER FANCLUB TOUR』追加公演として、08年5月31日に志村正彦の地元・富士吉田で行われた「最初で最後の凱旋ライヴ」を完全収録した『Live at 富士五湖文化センター』。そして、フジファブリック初のホール・…
音源を聴いて驚き、先日初めてライヴを観てその確信を新たにしたのだが、これはすごい才能である。ロットバルトバロン。2008年結成、中原鉄也(Dr・Piano)と三船雅也(Vo・G)からなる東京出身のふたり組。本作『…
敢えて無味乾燥な言い方をするならば「空気の振動」にしか過ぎない音楽。しかし、絶妙に練られたサウンドは意思を持った生き物のような息吹を紛れもなく帯びている。“EVERLIGHT”も、まさしくそういう曲だ。穏や…
アイリッシュの哀愁とJ-POPを見事に融合させた楽曲で、聴く者を一発で虜にしてきたSalleyのファーストアルバムが遂に届いた。昨年5月のデビュー以来、発売された3枚のシングルからの曲はもちろん、青空の下で踊り…
3月にDVD、4月から6月までシングル3連発、8月にはニューアルバムを出すという「2014年マニフェスト」。今回の3曲を聴いて、あれはやはりガチだなというか、逃避も自己破壊もせずにバンドがきちんと続くことこそが…
通算10枚目のオリジナルアルバム。前作『リヴスコール』では、《僕は今無力だ》(〝世界中に花束を〟)、《立つ尽くすあなたの為/今何ができるのだろう》(〝シリウス〟)と悩みながらも、3・11以降の世界で、生…
去年の10月、セカオワが作り上げた3日間の「炎と森のカーニバル」は、既存の野外ライヴやフェスの常識に彼らが突きつけた強烈な批評だった。あの30メートルの巨大樹を支えていたのは、「このくらいやればいいんで…
昨年のソニマニ公演で、デビュー作のアートワークをモチーフにしたウェアをそろって着て登場したストーン・ローゼズの4人は、ステージ中央に集まり、互いの手を取り合い、それを高々と掲げたのだが、まだ一音も鳴…
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