副題に「『メイン・ストリートのならず者』の真実」と銘打って劇場公開もされる本作。先頃、デラックス・エディションがリリースされた『メイン・ストリートのならず者』というアルバム1枚に絞って、当時の関係者…
ホークウインドは69年結成の英国サイケデリック・バンド。ヒッピー・コミューン的な環境から、LSDやらなんやらをたっぷり食って出来上がった、筋金入りである。現在もバンドは存続中だが、今回リマスター再発にな…
特別なアルバムなんかではない。これはフジファブリックの5作目のアルバムである。これまでとは少し違うやり方で制作されたけれども、これは間違いなくフジファブリックの、4人のフジの新作だ。聴けばすぐにわかる…
06年にサブ・ポップから出た1stは、インディ然とした瑞々しさも魅力な、モダン・サイケの佳作だった。それが、次の2ndで音楽性のスケールを広げ、瞬く間に成功を収め、今やアメリカン・ロックの王道たる風格まで湛…
最近のくるりは、自分たちの表現と世間のあいだに、昔なら必要だった色んなフィルターをどんどん置かなくなっている。そのことで生まれる無防備さも、違和感も、全部楽しむ余裕があるからだ。そして結果的に、彼ら…
昨年の年末にドラマーのレヴことジェイムズ・オーウェン・サリヴァンを亡くしたアヴェンジド・セヴンフォールド。今月号のヘッドラインでも最新の写真を掲載しようとギリギリまで待ったのだけど、バンドがレヴ不在…
好きな歌は好きなときに聴けばいいのだけれども、この季節にはこの人の歌が聴きたくなるという気持ちがあるのもまた事実なのであって、2010年夏本番というところにドロップされるCaravanのベスト盤である。インデ…
天国を描くことで天国を感じさせ、地獄を描くことで地獄を垣間見せる表現者は珍しくないが、天国を描けば無間地獄を、地獄を描けばまだ見ぬユートピアを現前させる表現者は、極めて少ない。だが昨年20年ぶりにDEAD…
ガイ・ブレイクスリー(Vo/G)を中心とする米の3人組。もともとフリー・フォーク界隈にいたネオ・ヒッピーあがりのブレイクスリーがソロ・アルバム(06年)に続き結成したバンドの1枚目である。ベースはア・パーフ…
おそらく来年にかけてものすごくブレイクしそうなイギリスのR&B系歌姫ロックス。きっとかなりハイプっぽく盛り上がったりもするだろうけど、かなりの実力を見せ付ける歌いっぷりなので、今後の動向は要注目だ。今…
秋田県出身の26歳で、札幌の大学への進学と同時に路上で弾き語りを始めた、という経歴のシンガーソングライター、高橋優。私が彼の歌を初めて聴いたのは今年の春に、東京メトロのCMソングに起用されていた“福笑い…
《常識を持ちながら ぼくらはどこまで自由になれる?》/《楽しい方を選びながら ぼくらはどこまで幸せになれる》。という問いを投げかけるタイトル曲、“スペース ~拝啓、ジェリー・ガルシア~”ではじまる、3…
昨年末の全国ツアー以降、新曲のリリースがなかったACIDMAN。久々のシングル『DEAR FREEDOM』は、《遥かなる自由の名の下に散った祈りよ》と自由が手から滑り落ちていくことに怒り、嘆きながら、《DEAR FREEDOM …
このアルバム、今年の初頭に言われていたタイトルは『Redemption』(救済)というものだった。では何を救済するのかというと、いうまでもなくリチャード・アシュクロフト自身である。新バンドによるこのデビュー・…
アリエル・ピンクことアリエル・ローゼンバーグは、チープな機材で制作した宅録作品を中心にした活動を経て、アニマル・コレクティヴに認められ、Paw Tracksと連携した御仁。旧作再発を含む諸リリースを契機に、天…
けっして途絶えることはなかったものの、昨今は驚くほど盛り上がりのピークを刻んでいるネオアコ/ギタポ勢。嬉しい。なかでもこのザ・ソネッツは、その堂々としたスタカンぶりもまぶしすぎる、ストックホルムを拠…
少し実験的な要素を混ぜ込んで、一味違う折衷的なラジオ・フレンドリー・アメリカン・ロックを鳴らしてみせた『ザ・ウォーク』から3年。次男テイラーはその間、バン・E・カルロス、ジェームス・イハ、アダム・シュレ…
平均年齢は弱冠23歳ながら、テクニカルな演奏力と、ロックにもダンスミュージックにも歌モノにも当て嵌まるような、柔軟にして洗練された音楽性を持った3ピース、Prague。これまでに3枚のシングルをリリースしてき…
ボストンの大学で出会って、シェアハウスで共同生活をするうちにいっしょに曲作りをはじめたという4人、イエス・ジャイアンティス。彼らの曲を聴いた、当時ルームメイトだったパッション・ピットのアヤド・アリ・…
07年の『Chaos in Apple』は、トリッキーでヒールな魅力が絶頂に達した究極のアルバムだった。しかしその強烈さによって、良くも悪くもバンドは限定的なイメージや固定概念を背負ったし、聴き手の色眼鏡は未だに残…
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