ツタタタ、というオープニングのドラムを聴いた時点で今度は何かが違うぞ、と思わされる。プロダクションに元スペースメン3のソニック・ブーム。ミックスはジーザス・アンド・メリー・チェインやマイ・ブラッディ…
SpotifyやApple Musicのおかげで、聴ききれないくらいの新譜と出逢える昨今。限られたお小遣いで厳選したレコードを買っていた子供時代からすると夢のようだが、実際には楽曲単位では印象には残っても、アルバム…
元々のバンド形態から、フロントマン、ブレンドン・ユーリのひとりユニットとなったパニック!アット・ザ・ディスコ。その最新作は、彼の頭の中に入り込んで、ジェットコースターに乗って、次々に想像力あふれる…
前作となる14年の『ゴーイング・バック・ホーム』をザ・フーのロジャー・ダルトリーと制作した際、ウィルコ・ジョンソンは遺作としてこのアルバムに取り組んだはずだった。しかし、患部摘出手術を経て膵臓がんか…
昨年3月25日に行われたライブの映像化。光と音と映像の交錯するトロピカルハウスな世界観を再現する。 永遠に続くかのようなヒプノティックなリフレイン、4/4のビート、サイケデリックな上モノが織りなす天国。残…
ハイエナジーな躍動感を注入したR&Bのような“ドント・ルック・アウェイ”。眩いくらいのポップ咲き乱れる表題曲“プッシュ・プル”。ディスコ・ファンクのビート感&クリーン・トーンのカッティングが弾み回る“…
分厚い雨雲にも似たダークでシリアスなムードが垂れ込めている。そしてその雲を稲光が切り裂くように、雲間から陽光が差し込むように、幾度もドラマティックな瞬間が訪れるのが、ジョニー・マーの4年ぶりのソロ3…
71年から16年までのザ・ローリング・ストーンズの15作品アナログ盤ボックスだが、なぜ、アナログで聴く必要があるのか。それは、デジタル加工した音源と違って、アナログはライブで聴く音に限りなく近いリアルな…
過日、パシフィコ横浜で観たSuchmosのライブは実に素晴らしかった。バンドのフッドにある大きなホール会場に、彼らは身なりとしても、音楽的にもあくまで普段着のままでそこに立った。そして、一層格段にスケール…
2016年11月の日本武道館公演で以って活動休止。今年2月、約1年3ヶ月の休養を経て活動再開することを発表した藍井エイル。2月にMVが公開された“約束”はファンへのメッセージソングで、女性特有のやわらかな声質を…
突如アルバムをリリースしてチャート1位を掻っ攫う。そんなことを当たり前のようにやってのけてしまうJ. コールは、今やドレイクやフランク・オーシャンと肩を並べるカリスマだ。もともとはセンセーショナルなヒ…
マシュメロと組んだ“フレンズ”を筆頭に、本国UKでヒットを連発中のアン・マリー。いろんなタイプの女性シンガーが揃った今のポップ界にあって、アデルともカミラ・カベロともデュア・リパとも違う彼女の個性は…
ファースト・アルバムというのは、アーティストにとって初の経験となるだけに、十分な制作環境が整えられず、不満を残す内容になってしまうケースも少なくない。メガデスの1作目である本作もその典型と言われ、20…
7年ぶりの新作となるEP。マイペースな活動を続けている彼らだが、それでも構わないよ、おかえり!と声を掛けたくなる、彼らにしか生み出せない4曲が、今作には詰まっている。 この7年で、ロックの定義は大いに変…
歌い手、ソングライター、プロデューサーとしてただならぬ才能に恵まれていながら、完全にメインストリームに突き抜けるに至っていなかったジャネール。それは恐らく、過去2枚をSF的なコンセプトに基づいたシリー…
選び抜かれた言葉と麗しのメロディで主人公の「物語」を描き上げる、という吉澤嘉代子の独特のソングライティングが、それでも僕らの感情を震わせてやまないのは取りも直さず、曲ごとに世代もシチュエーションも多…
マイク・シノダ 『ポスト・トラウマティック』 6月15日発売 まず最初に書いておきたいのは、マイク・シノダ名義では初のアルバムとなる今作が、どこまでも優れたポップ・アルバムであるということだ。もちろん、…
4月1日に突如発表された、トリプルボーカルスタイルの7人組バンド「アルカラcinema staff」。エイプリルフールということもあり「これはジョークなのか? 本気なのか? 」とファンをざわつかせたあとに彼らがドロ…
全作詞:いしわたり淳治/全作曲&プロデュース:滝善充という布陣で作り上げた、菅原卓郎ソロ名義のオルタナ歌謡コンセプトアルバム――というよりは、メタル×ハードコア×オルタナと歌謡テイスト漂うメロディが…
シングルとしては『抱きしめたい』以来約15ヶ月ぶりとなる作品だが、これほどソリッドで切れ味鋭いロックンロールのシングルはずいぶん久しぶりで、まずはそのことが手放しに嬉しい。表題曲“THE ANSWER”では、キ…
rockinon.com(ロッキング・オン ドットコム)は、ロッキング・オンが提供する音楽ニュースサイトです。 rockinon.comでは、邦楽誌『ROCKIN'ON JAPAN』から、邦楽ディスク(CD/EP/DVD/ブルーレイ)の新譜レビューをお届けしています。