マイケルの没後2枚目の新作が出ると聞いて、死んでも死にきれない人だと思ってしまったが、実際に聴くと今度は肯定的な意味でそう思った。現在エピック・レコード会長のL.A.リードが総指揮をとり、ティンバランド…
デビュー15周年企画として、まずはメジャー1stアルバム『School Girl Distortional Addict』をデイヴ・フリッドマンがリマスタリング! おまけにQueでのライヴ音源をデイヴがマスタリングした2枚目も付く、垂涎の…
これはもう、5月にスタートする新ツアーにおいて沸騰必至の1曲になるのではないか。『結晶星』に次ぐシングルは、表題どおりに今のKANA-BOONの破竹の勢いがそのまま落とし込まれたような、アクセル全開のロック・…
2010年、閃光ライオットでグランプリを獲得し、『どうでもいい芸術』、『十九歳でぜんぶ終わる』の2作で、その内なるいびつにせめぎ合うエモーションをスリリングな音へと転換してきたTHE★米騒動。高校の軽音部で…
原則、音楽を生み出すアーティストは、意味の無い作品など発表しない(と信じたい)わけだが、とりわけノベンバは不器用と呼んでも差し支えないくらい誠実に、その作品へと意味を吹き込んで来たバンドだ。自身のレ…
久々に接して、思った。これぞ完璧なデビュー・アルバム。優れたロックは、人間をアッパーにさせる効果と少々ダウナーな気分にさせる要素、両者を兼ねそなえている。ただ、大抵そのどちらかに傾いてしまいがち。し…
「負け犬」……。自分でなかなか言える言葉ではない。「GOOD」が付けられているから救われるが、一見しただけでは驚くタイトルだ。06年のインディーズプレデビューアルバムからパンクシーンの注目を集め続けてきた…
昨年11月に、全曲セルフプロデュースのアルバム『5人のエンターテイナー』をリリースした東京カランコロンから、心躍る春にぴったりの最新シングルが届いた。蔦谷好位置をプロデューサーに迎え、せんせい(Vo・Key…
シングルのカップリング曲までアルバムに全部収録するアーティストは少ないから、レア・トラック集的な扱いでカップリング集が出される事は多いが、これは出て本当に良かったと思う。彼等は基本的にカップリング曲…
昨年11月の〝奇跡の来日〞から早6ヶ月、再びサー・ポールが日本の地を訪れるわけだが、本作はそれを祝した昨年の傑作『NEW』の記念盤である。ということで、今作の目玉は初回盤にはなかった付録DVD。この内容がま…
アルバム発売前から去年のサマソニで沸点超えの熱気を生んでいたスウェーデンの新星=ザ・ロイヤル・コンセプトのデビュー・アルバム、日本盤が到着! M1〝ワールド・オン・ファイアー〞やM2〝オン・アワ・ウェ…
今年1月にアルバム『LOVE before we DIE』をリリースし、ゾンビのジャケ写にはさすがに驚いたが「死ぬ前に聴きたい音を創る」という究極的なコンセプトのもとに、彼らはmoumoonとして届けるべき音楽の輪郭を更に掴…
その死生観を生活の中の具体的な手触りとして歌い込み、クッキリと刺激的なバンド・サウンドでパックして届けて来る3ピースのスタイルは今回も一貫している。Lyu:Lyuは、世にその名が知られる頃には既に明確な表現…
映画『百瀬、こっちを向いて。』の主題歌として書き下ろされたタイトル曲“こっちを向いてよ”。瑞々しいピアノの旋律、爽やかに高鳴るストリングスの音色に耳を傾けていると、何とも言えず甘酸っぱい気持ちで胸が…
シャープなビート、雄々しく高鳴るメロディ、清々しい疾走感に満ちた“拝啓、ツラツストラ”。「ツラツストラ」は『ツァラトゥストラはかく語りき』から来ているのだろう。無為に日々の流れに身を任すのではなく、…
レーベル移籍第一弾シングル。彼らがこのところ創作面ではなく、ビジネス面で渦中の存在となっていたのは確かである。彼らはジャーナリスティックなスタンスも持つバンドなので、次にどんな作品を出すかに注目して…
BIGMAMAの『Roclassick』という作品が何より痛快だったのは、誰でも知っているクラシックの名曲群の「再現」でもなく、クラシック基調のプログレ・バンドの手癖などでもなく、自らのエモーションを最大限に炸裂さ…
僕は京の表現を信頼しきっているところがある。DIR EN GREYはもちろん、彼が撮った写真も、撮られた写真も同じだ。京がそのまま、そこにいるからである。少し文学的に言うなら、京の表現、それは「自分自身の作品…
ついに誕生した決定的名曲。歌詞も楽曲も歌も演奏も完全無欠のロックンロールである。結成して8年、プロのミュージシャンとして20年以上のキャリアを経てもなお、摩耗もせず、マンネリにもならず、これほどまでに…
一般的な意味での「ポップ・アルバム」としてはなんと初になる、デーモンの本格的なソロ・リーダー作。ゴリラズ/ザ・グッド、ザ・バッド・アンド・ザ・クイーン/ロケット・ジュース・アンド・ザ・ムーンを始めと…
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