あのクラクソンズもトゥー・ドア・シネマ・クラブもデジタリズムもラ・ルーもシミアン・モバイル・ディスコも、みんなキツネの出身だった。だからこそ彼らのレーベル・コンピは不動の人気を誇ってきたシリーズなの…
このツアーを観ている時点では、まさか高橋久美子が脱退するとは夢にも思わなかったチャットモンチーのツアー「YOU MORE 前線」。中野サンプラザでのライヴは、アルバムと同じく3人のチャットモンチーが、一体とな…
今年春に7作目のアルバム『ファム・ファタール』をリリースし、6度目の全米1位を勝ち獲りトップに返り咲いたブリトニーが、現在も続いているワールド・ツアーのライヴDVDを早くも発売。さらに5作目から最新作まで…
そのチャート・アクションや売上枚数で本作が語られる機会は多いのだろう。前作で画期的な成功を収めたヒップホップ界のニュー・スターの赤裸々かつ野心的なプライヴェート・ダイアリーと見ることもできる。けれど…
安藤裕子の音楽はいつも、目眩にも似た感覚をリスナーにもたらす。それは優れた音楽に共通する特徴でもあるが、タイプはそれぞれ違う。ある種のロックは斬新なヴィジョンを提示することで、ある種のダンスミュージ…
ニンジャ・チューンの古株DJフード。ここ数年、ウエブ上で大量のDJミックス音源を公開していたが、オリジナル・アルバムとしては、なんと11年ぶりとなる新作が登場。 過去3年ぐらいの間に出したEPからの曲も含…
私達日本人が「キュアーのライヴ」、と言われて真っ先に思い浮かぶのはもちろん4年前のフジ・ロックのステージだろう。初日のヘッドライナーとして登場した彼らの演奏は異例の2時間弱に及んだわけだが、直前の楽屋…
《哀しい事が多過ぎて 窒息しそうになるのなら/大きく息を吸い込んで 果てしない空に吐き出せばいい》という北川悠仁詞曲のタイトル曲“翔”のシンプルかつ普遍的な言葉が上滑りすることも空回りすることもなく…
架空が前提のバンドだからおかしな話なのだが、キャラのひとりマードックが仄めかしていた不穏な呟きは、解散ではなくこのベスト盤の前フリだったということになった。そこで感じたのは、10年のキャリアと4枚のア…
コラボ・イヤーの総決算としてリリースされる新作なのだが、まずはタイトルに気が利いていて最高である。あらゆるシーンにおいて、また数多くの熱狂的ファンたちにとって「特別な他者」であり続け、何よりも「特別…
《資本主義の火葬場/呪文のように「安心だ」って/妄想/降りろ 降りな》と今の状況に真っ向からダウトを突きつける“N2”や、聴き手の心のドアを勢いよく開け放つダイナミズムに満ちた“オールドスクール”とい…
互いにファンを自認する両者が、チャリティ・ギグで共演したのは2年前。そのライヴ向けに書き下ろされた複声ヴォーカルとギターのための楽曲群を音源化~デジタルEPとして昨年発表済みの作品の、待望のフィジカル…
生前の清志郎が残していた直筆の曲目リストを再現する、作品タイトルもリストに記載されたままのソウル・バラード集である。彼がいつ頃この企画を考え、リストを書き上げていたのかという所が気になるが、“約束を…
2年前にカーディナルズ解散/音楽からの一時引退を表明。以来、ペース・ダウンの大要因=耳の疾患に取り組みつつ、執筆業や自主レーベルからのアーカイヴ音源リリースといった低空飛行を続けていた彼だが、本スタ…
ポリフォニック・スプリーのメンバーとして、また、スフィアン・スティーヴンスのツアー・メンバーとして活躍してきたアニー・クラーク。2009年にセイント・ヴィンセント名義でデビューした彼女だが、本3作目で日…
世の中には「生と死」「正義と悪」「世界と僕」等々いろんな両極があるが、それらを丸ごと取り込んでゆくことで、SEKAI NO OWARIの音楽は成立している。だがそれはけっして、両極の断絶を歌っているわけではない。…
自分だけでなく、そういう人は意外と多いと思うが、『センシュアル・ワールド』と『レッド・シューズ』は、ずっとメロメロに夢中だったケイトへの気持ちがスーッと引いていったアルバムだったので、それを前作『デ…
1stシングルのたった2曲で、バンドのポテンシャルをこれほどガツンとぶち込んでくるとは。WHITE ASH、おそるべし。「RO69JACK2010」で優勝し、ミニアルバムをリリース。それに続くのが今作だ。“Paranoia”はWHITE…
椿屋四重奏の解散から一年たたないうちに、中田裕二がソロアルバムを完成させたことは、ある事実を教えてくれたと思う。彼は、純粋に、歌い続けることが必要な人なのだ。理想に近づけるように鍛錬し、見る人を夢幻…
U2にとっては画期的な転換点となった傑作91年の『アクトン・ベイビー』。『魂の叫び』まではポスト・パンク期以降のインディ・スピリットをどこまで拡大再生産し伝播させるかという途方もない聖戦に乗り出していた…
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