メジャーデビューしてから約一年間、憧れてきた先人との競演や、ジャンルを超えた同世代との共闘、さらに思想も含めて支持してくれるリスナーの急増を経て、BAWDIESはぐんと大きくなった。2ndアルバムからは、その…
ニューゲイザーというタームが存在する以前から、シューゲイザーの手法をある種クラシックに継承し、英国らしいロック・バンドとして実践してきたのがこのセネンだ。立ち昇るサイケ感は、海を越えてシルヴァーサン…
「キース・エマーソン再来!?」「ブラック・サバス・ミーツ・クイーン!?」と、2010年の新作についつい70年代の物差しをあててしまったり、このバンドの首謀者=デーモン・フォックスがステージ中央にセットした2台…
ナカコーのプロデュースによる前作『A.B.C.D.e.p.』、そして初の完全セルフ・プロデュースの今作が完成した今から思えば、『DANCE FLOOR MONSTERS』はthe telephones内での位相変換的な作品だった。つまり、自分た…
昨年のスプリングルーヴでのパフォーマンスも記憶にまだ新しいUK発若手R&Bの旗手、クレイグ・デイヴィッド。今回、ユニバーサルへ移籍が決まり、せっかく名門モータウンを抱えるレーベルに移ったということでモー…
力強くリフレインされる《Happy birthday》。しかし、これは単純に生命の誕生を祝福する歌ではない。賑やかなアレンジとポップなメロディに乗せられて歌われる、《悲しみは消えるというなら 喜びだってそういうも…
ポール・ウェラー、51歳。相変わらず怒っている。漲っている。戦っている。改めて御大の不動の業みたいなものを見せ付けられる、渾身のロックンロール・アルバムの完成だ。そもそも、ウェラーとは常に「今」の人で…
不自然にしてナチュラル。一見、相反するこの言葉ほど、Perfumeの本質をズバッと言い当てているものもない。まず、これだけ最前線のエレクトロ・ミュージックを、ポップ・フィールドのど真ん中に落とし込んでくる…
昨年5月のデビューから、今に至るまでにリリースされたシングルはなんと5枚。およそ2ヶ月に1枚というリリースペースは、今時のロックバンドとしては異例と言っていい。しかもリリースする度に好調なセールスをマー…
昨年秋に日本編集盤としてリリースされたアルバム『Put Your Hands On Me』と数曲の重複が見られるのは致し方ない所だと思うが、イタロ・エレクトロ期待の星、クルッカーズの正式なデビューアルバムである。あらか…
ラヴ・イズ・オールがデビューしたのは2005年、出てきた当初は「ポスト・パンク」として紹介されていた。何より当時の流行だったし、デビュー・アルバムの切れ味は鮮烈だったからそういう形容も当然なのだが、前作…
これほどまでに文脈が見えないバンドも珍しい。かといって、特に難しい言葉が使われているわけではない。一行一行の意味は明確に掴み取れるのに、段落単位になると途端にわからなくなる。歌詞だけでなく音に関して…
スタンダードでありたいという想いを突き詰めれば突き詰めるほどそのサウンドは鋭利さを増し、鋭利になればなるほどポップでスタンダードな訴求力を獲得していく……というUNISON SQUARE GARDENのロック永久機関は…
自身のライブでも、聴き手を唸らせるアレンジ・センスでさまざまなカバー曲を披露するザ・バード・アンド・ザ・ビーの2人。カバーは彼らの魅力のひとつでもあるが、3作目となる新作は、なんと全編ホール&オーツの…
2nd『サイエンス・フォー・ザ・リヴィング』のリリース、そしてサマソニ&単独公演と続いた昨年の余韻も冷めやらぬ間に、早くもニュー・アルバムを完成させたカイト。当初はUKでのデビュー盤として予定されてたら…
RO69が運営するJACKMAN RECORDSからの第5弾リリースは、snap。バイオリンのメンバーがいる、4人組バンドで、カントリーやフォークの要素が色濃い音楽性だ。今作『TOKYO SOUND』は、こんな一節で始まる。 《たとえ…
なにもかも終わってしまった合図の鐘の音が、ギターのコードとなって鳴り響く“終幕のパレード”から、《未来など何処にあるのですか?》と甘美な絶望に身をよじる“蘇生のガーデン”まで全7曲。茨城県出身の新人3…
デジタルによる配信と7インチで2週間ごとに1曲シングルをリリースして、それを1年間続けることで26曲ものシングルを発表するアッシュ。このアルバムはその前半。シングルとしてリリースされた13曲に加え、このプロ…
「終末世界を救うコヒード・アンド・カンブリア夫婦のSF冒険譚をアルバム5枚がかりで描く」「前作=4thが最終章、5枚目は物語の始まり」というソングライター=クラウディオの予告通り、その過剰で壮大で荘厳な世…
2009年のインディ・シーンにおいて、ダントツに話題をさらった前作『ハイファイ新書』。その不可思議な存在自体が一大現象となった相対性理論、3枚目のアルバムだけに、構えずにはおれない。『ハイファイ新書』リ…
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