凄まじいぺースでライブの本数を重ねてきて、全国各地のライブを収録した『LIVE』や『トキメキLIVE!』もリリースしている曽我部恵一BAND……というように、ちょっと足跡を振り返っただけでも明らかなのは、彼らの…
当初のノーマン・クックの説明によれば、25年前から録りためてきた音源がこのたび発掘され、せっかくなのでリリースすることにしたということだが、その気が利いているのかいないのかよく分からない冗談で、彼がご…
歯切れよいギター・リフを軸にグラマラスに広がる“ビルマニア”。エロチックに身体をクネらせてくれるサウンドも勿論この曲の魅力だが、特筆したくなるのが言葉の切れ味! 「ビルマニア」という、意味が分かるよ…
“アイ・アム・ゴーイング・トゥ・キル・ザ・プレジデント・オブ・ザ・ユナイテッド・ステイツ・オブ・アメリカ”あり“ユア・フレンズ・アー・フル・オブ・シット”あり……と、曲名だけでも火傷必至の衝動炸裂っ…
今や日本屈指のポップ・アイコンでありながら、物憂げなバラードを、しかも“どこ”という行き場も救いもなさそうなタイトルの楽曲をシングルとして発信してみせるあたりが、木村カエラという人を象徴しているよう…
雄々しいスピード感、汗だくの咆哮、ズグダカしたビートを美しく叩きつける最高級のR&Rアルバム! 黒光りする不屈のスピリッツを歌った“ゴキブリ讃歌”で感動的に幕開け、そこからは魂がノンストップで震えるR&R…
08年は丸1年リリースが無く、ライブに明け暮れていたMiss Monday。久々に届けられたニュー・シングルが本作である。まず、表題曲のトラック提供/アレンジはDragon Ash・Kj。そしてKjとRIP SLYMEのPES、更に…
「解散理由は特にありません」というコメントとか、解散発表後に観たライブが素晴らしかったとか、自分がライターになりたての頃に出会ったバンドという思い入れとか、もう事実から感情から総じて、「解散しないで…
GO!GO!流ミドル・バラードの超名曲――というよりは、それこそTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTでいうところの“ブギー”のような、人生の出口のなさや答えの出なさそのものを音に綴ったような、聴いてるだけで窒息しそ…
ラスト“ベスト・オブ・ユー”の前にデイヴ・グロールが吠える、「これまでの人生でもっとも最高な日にようこそ」と。無理もない。それまで演奏したフーファイ・オリジナルをすべて大合唱してくれた8万人の前で、…
約1年ぶりのリリースになる2ndアルバム。今年は、くるりのオープニングアクトを務めたり、各地のフェスに出演したりと、確実にその名と音を広めてきた彼女たち。しかし、その個性が余りに純粋な故、コアな存在に…
ひとは決してひとりでは生きられない、とはよく言われることである。それはどういうことかといえば、わたしは、誰かの認証行為によってはじめてその存在を表すことができる、ということである。わたしは、それだけ…
1ヶ月ほど前に初めて阿部真央のライブを観て、歌の大きさと堂々とした佇まいに驚いた。会場を引き込む力強い伸びのある歌。そして、業界関係者ばかりのコンベンションという場において、自らのやるべきことを堂々…
USメディアが08年の年間ベスト・リストを発表しているが、08年サブ・ポップからデビューしたLA出身のエクスペリメンタル・ローファイ・デュオ、ノー・エイジの『ノウンズ』が、(順位はともかく)ローリング・…
福岡を拠点に活動する4ピース、Autumnleaf。リリカルなギター・アルペジオと、ポリリズムから落ち着いたリズムまで多彩に表現するドラム、そして抑えたボーカルで、幻想的なサウンドを生み出すバンドだ。今年の夏…
10月のオフスプリングの来日ツアーの前座として初来日したメキシコラス。まだ日本デビュー前ながら、満員の新木場スタジオコーストでオフスプ・ファンの熱い歓迎を受けたことも記憶に新しい。UK出身ながら、スト…
英国シェフィールドといったら、かつてはキャバレー・ヴォルテールやヒューマン・リーグ、近年にはパルプなどのアーティストを輩出した土地として認識してきたが、この5人組メタル・バンドはそんな先入観をひっく…
ニュー・アルバムのリリースも控えているところで届けられるシングル。先にトピックとして挙げられるのは、テナーの過去作品、“奇跡の街”“COLD SLEEP”の2人編成時代の曲群が、新たに4ピースでのセルフ・カバ…
ピアノの旋律で幕を開ける1曲目“ワイヤー・トゥ・ワイヤー”が美しすぎる。「どこにいても僕を愛してくれ」とファルセットを交えながら歌い上げるジョニー・ボーレルにボーカリストとしても、リリシストとしても…
09年、酉年から丑年へ――というできすぎのタイミングで本格的な再始動を果たすTERIYAKI BOYZ(R)。アルバム『SERIOUS JAPANESE』に先駆けてリリースされる新曲のプロデューサーは、ザ・ネプチューンズ。念のため言…
rockinon.com(ロッキング・オン ドットコム)は、ロッキング・オンが提供する音楽ニュースサイトです。 rockinon.comでは、邦楽誌『ROCKIN'ON JAPAN』から、邦楽ディスク(CD/EP/DVD/ブルーレイ)の新譜レビューをお届けしています。