アルバム『狂言』によって、表現レンジの幅広さと支持の大きさをまとめて証明してみせたAdo。あれから約半年を経て届けられるのは、アニメ映画『ONE PIECE FILM RED』でオリジナルキャラクター=ウタの歌唱パート…
《あたしの曲が入ってないランキング本日も更新中》《ラブソングを歌いすぎちゃった》と等身大そのものの本音を歌いながら、《愛されてることに今気づいて/素敵な日々ばっかりじゃなくてもいいよ/全部歌ってあげ…
MONGOL800とのスプリットEP『愛彌々』から、間を置かず届けられた新曲。ABEMAオリジナル恋愛番組『シャッフルアイランド Season2』のEDテーマに起用されている。WANIMAがトロピカルなミクスチャー感覚を奏でるのは…
今年4月にデジタルリリースされた『ENTERTAINMENT!』に続くアルバム。ライブに音源制作にとバイタリティ全開の活躍を見せる中でのリリースとなったが、紛れもない大傑作である。『COYOTE』(2007)を1作目として数…
甘美な一曲である。甘苦い孤独と諦念を舌先で転がしながら、音楽の快楽に身を委ねている。とろんとした眼差しで、回る世界を他人事のようにちらりと見やりながら、誰に向けるでもなく呟く「明日なんてどうでもいい…
YOASOBIのikura(Vo)としてもお馴染みの幾田りらがタイトル曲に参加。歌声と楽器の音色を交わし合う当事者同士の喜びが、耳を傾けている我々リスナーに幸せのお裾分けをたっぷりしてくれる。描かれているテーマの…
12ヶ月連続リリースも、気がつけば折り返し地点を越えて7作目。『SEE YOU』という直球なタイトルに、別れを言うのはまだ早いよ、と思いつつ、「解散」はたしかに近づいている。前作『どんなに君が変わっても僕がど…
自らの人生哲学やロマンチシズムを貫きながら、新たな境地に挑戦し続ける。そんな飽くなき探求心の躍動に、感嘆のため息が零れた。2019年にデビュー20周年という大きな節目を迎え、2021年には「新始動」を掲げコロ…
“恋風邪にのせて”以来4ヶ月ぶりの自身名義の新曲。“恋風邪にのせて”がゴージャスなポップスであったのに対し、この“走馬灯”は有機的な楽器のアンサンブルが映える90年代オルタナティブロック的なサウンドの…
“Simple”のリリースから約2ヶ月ぶり、CD作品としては昨年の『SOUND VILLAGE』以来約7ヶ月ぶりとなるシングル。表題の“Glitter”は、TVアニメ『カッコウの許嫁』第2クールのオープニングテーマとして書き下ろさ…
“Time Warp(v1.1)”や“ポリゴンウェイヴ(Original Mix)”“Flow”“さよならプラスティックワールド”も収録した、前作『Future Pop』以来約4年ぶりとなるPerfumeのオリジナルアルバム。『Future Pop』で突…
ドラマ『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』の主題歌“人間ごっこ”はRADWIMPSにとって初めての連続ドラマへの書き下ろしだ。 混沌を滲ませるアブストラクトなトラックが不穏さを描き、そこにどこか悟ったよ…
“カメレオン”以来4ヶ月半ぶりとなるKing Gnuの新曲“雨燦々”が7月15日、配信リリースされた。常田大希をはじめメンバーとも親交の深い綾野剛が主演を務めるTBS系ドラマ『オールドルーキー』の主題歌である。す…
“Aleatoric”(偶然性の)と名づけられた1曲目のインストが流れ出した瞬間に、身体中の毛穴が開く。そこから荒々しい音像がゴリゴリと鳴り響くロックンロール“Baby's Alright”に突入した瞬間に、今度はその開い…
昨年行われた全国アリーナツアー「Fujii Kaze “HELP EVER ARENA TOUR”」のファイナル、国立代々木競技場第一体育館での模様を完全収録した映像作品。バンドメンバーはTAIKING(G/Suchmos)、真船勝博(B)、佐…
今この瞬間を存分に謳歌しながらもどこか満たされず、欠けたピースを求めてひたすらに疾走する。そんなハングリー精神がスリリングであり、人懐っこくもあるロックバンドだ。2020年夏に結成、2021年夏に初ライブ、…
昨年来ぐいぐいと勢いを増し続ける名古屋の4ピースバンドねぐせ。、2022年第1弾リリースは、6月~7月と続く2ヶ月連続リリース。その「前編」となるのがこの“ベイベイベイビー!”だ。なんという曲名。ヤケクソで…
成長痛のような4曲だ。間違いなく彼女に変化が訪れているものの、そこにまだ明確な答えは出ていない。生々しい過渡期。それは裏を返すと、不鮮明なものもすべて混じりけなく、音楽に昇華されているということだ。…
幽霊とは基本的には世の中から外れた存在、不可視な存在である。ゆえに、こうして自らを『NEW BORN GHOST』と名乗るところにTeleこと谷口喜多朗が抱える孤独を感じるが、しかし同時にそこには「僕はもう降りました…
現在の編成による2枚目のアルバム、全員が作曲――といった点が示す通り、変化を経たヒトリエが3人での活動スタイルを一層揺るぎないものにしたことがよくわかる作品だが、それ以外の要素として印象的なのは、やは…
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