編成も音楽性もキャラクターも、今どきのライブハウスバンドな感じだけど、でも何か違うな、何かあるのでは、と、曲を聴き、ライブを観るたびに思ってきた者からすると、「ほらやっぱり!」と言いたくなる、なので…
彼ら自身が『ヤバすぎるスピード』で駆け抜けていると言っても過言ではないハンブレッダーズが、前作『ギター』から約1年でリリースする3rdフルアルバム。まず、青春感たっぷりのロックバンドが、宇宙にまつわる歌…
句点を取ったのは、今後もバンドを継続させるという意思表示。底知れない表現力で圧倒し続ける、アーティスト矜持に満ちた非常に美しい映像作品だ。 2022年6月に幕張メッセ幕張イベントホールにて開催された結成1…
今年8月にリリースされた2ndアルバムには自身初の作詞作曲楽曲を収録し、その後もミュージックビデオの初監督や初のダンスに挑戦するなど、アーティストとしての可能性を伸ばし続けるyama。表題曲はタイアップ作品…
今だからこそ描けた「大森元貴の根源」 映画の主題歌として書き下ろされた“Soranji”。最初に聴いた時、とても乱暴な言い方をすれば大森元貴のソロ楽曲のような感触を持った曲だと思った。美しいストリングスと神…
グッと重心を下げて放たれるヘヴィなバンドサウンド。その上を鮮やかに飛翔していくたおやかなサビのメロディ。とても壮大で、力強く、そして言葉を失うほどに美しい。僕は“Z.E.R.O.”を聴いて、彼らが自分たちの…
《始まるのここからは新世界/どうか私を楽しんで/生まれ続けていたいわ/飽き尽くすまで》――ロックもジャズもダブも秒刻みで入り乱れるビート、エッジィに弾み回るバンドアンサンブルのスリルを全身で謳歌する…
新曲は、アニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』のオープニングテーマ。シリーズ構成・脚本を手掛ける大河内一楼が書き下ろした短編小説『ゆりかごの星』が楽曲の原作となっている。 原作を読めばわかるが、曲の…
時を経るごとに現実感が失われ、幻想と化してゆく「記憶」。それを実態が伴ったまま心にとどめておきたい――そんな願いが、この曲に宿っている気がしてならない。アオノオトシゴのボーカリスト・仙田和輝と、数多…
まず、初っ端から歌モノに振り切ったバラード“相合傘”で意外性と共に歌唱力の高さが見せつけられる。続く“New Age Blues”も初めて導入された四つ打ちのビートが腰を揺らす高速ダンスロックナンバーとなってお…
『HYPERTOUGHNESS』以来、約3年ぶりのリリースとなるフルアルバムは溜まりまくったフラストレーションとその間に張り巡らせたイマジネーションを爆発させ、ラウドとエレクトロを掛け合わせたサウンドをより磨き上…
ドラムヘッドの振動までもが生々しく伝わる、鬼気迫るビート。これは新しい道へと踏み出す人間の決意と惜別の念の化身だろうか。12ヶ月連続リリース第10弾は、力強さと切なさを併せ持つ壮大なロックナンバー。ざら…
まふまふは現在活動休止中ではあるが、休止前に作っていた楽曲が立て続けに配信されている。オリジナルフィギュア×アニメプロジェクト『プラントピア』のテーマソング“失楽園”に続き、今作はTVアニメ『クールド…
2021年10月に活動を再開し、同12月にアルバム『夢遊ノ果テヨリ』をリリースしたHello Sleepwalkersから、早くもニューアルバム『PROJECT』が届いた。再生した途端、1曲目の“流浪奇譚”のイントロのリフからハロス…
2022年はソロデビュー20周年で、そのアニバーサリーツアーのホール編を終え、11月からアリーナ編が始まるタイミングでリリースされる、今年2作目のEP。3曲入りで、2曲を名越由貴夫、1曲を佐藤嘉風と斎藤渉がアレン…
20周年を迎えたTVアニメ『NARUTO-ナルト-』を彩った素敵な音楽はたくさんあるが、「特に印象に残っているのはなんですか?」と訊いたら、おそらく多くの人がKANA-BOONの曲を挙げるのではないだろうか? 放送中の『…
デビュー30周年と、日本コロムビア移籍第1弾シングルというダブルの節目で、「これまでとこれから」を刻むような作品。表題曲“A・O・U”のサウンドプロデューサーは、10年来タッグを組んできたmabanuaで、キュー…
キラッキラでさわやかで、歌詞も構成も何もかもがストレートなラブソング。《恋をしてる》人には、思いっ切り刺さるのではないだろうか。しかも、マイヘアといえばラブソング、ではあるものの、こんなにも深さより…
追加公演「SEES」編に続き、アリーナツアー本公演ファイナル(8月3日)の模様もダウンロード/ストリーミング限定のライブアルバムとしてリリースされた。ゆずのふたりの熱量を余さず増幅させるバンドの演奏がまた…
NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』の主題歌が配信リリース。ミドルスローのラブソングはソングライター清水依与吏(Vo・G)の真骨頂を見せ、今回はまた格別に滋味深い歌声が胸にゆっくりと沁みていくよう。憂いを…
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