軽やかなギターのカッティングとファンキーなベースライン、ドラムマシン感溢れるビートと華やかなハンドクラップ。とことんシンプルなシティポップサウンドに乗せて、今にも踊り出しそうなVaundyが歌う。シャレに…
ジャケットもポップだけれど、サバプロ史上最大級に開けた作品と言って過言ではないだろう。新体制としては初めてとなる、2年ぶり6枚目のフルアルバム。穏やかで荘厳なオープニングのインスト“Hateful Failures P…
映画『カラダ探し』の主題歌“行方知れず”を椎名林檎が手がけAdoが歌唱するというニュースが大きな話題となったところだが、さらに同映画の挿入歌もAdoが担うことが発表された。それがこの“リベリオン”だ。こち…
等身大のピュアな佇まい、哀愁を帯びた屈託のない笑顔、ミュージカルのような優美なパフォーマンス、そして音楽に命を捧げんばかりの気魄――彼女の多彩な表現と天性の人間性に圧倒され続ける。2022年3月に彼女の…
2022年春~夏~秋の各地のフェスにおいて「最も勝ったバンド」と言っていいほど、破竹の勢いのマカロニえんぴつ(※伝聞ではなく、各地で実際に観たうえでの体感です)の、豪華ボックス仕様のライブ映像作品。今年…
SUPER BEAVERにとってのライブとは、一人ひとりの目の前の「あなた」との切実なコミュニケーションの場である。それ故に、今回届けられた初のツアードキュメンタリーは、メンバー4人に加え、各会場の観客を主役に…
アルバム『NEW BORN GHOST』の最後を飾る“ghost”で《あなたにぼくが見えていたら、/もう少し空は綺麗だ。》と歌ったTeleこと谷口喜多朗は、この新曲“Véranda”でもこう歌う――《愛はここにあんぜ。/まだ見…
羽化の瞬間が刻まれた作品と言っていいだろう。自主制作音源EP『開店』の再録曲や今年6月にリリースされた『まちあわせ』からの3曲を含む、全12曲を収録した1stフルアルバム。前半7曲はバンドが過去に積み重ねてき…
文字通り混沌そのもののフレーズとリズムと言葉が、ジェットコースター的な楽曲展開の中で激しく吹き荒れるTVアニメ『ブルーロック』のオープニング主題歌“カオスが極まる”。だが、その三位一体のエクストリーム…
2010年よりバンドがオーガナイズしている野外フェス「New Acoustic Camp」をイメージして制作されたという新曲。まず、音がいい。各楽器の音色が非常にクリアかつビビッドに録られており、この質感だけでも心地よ…
今年発表された“宝探し”は佐賀県江北町の70周年記念楽曲、“ポケットの中”はNetflixシリーズの主題歌、そして今回はAmazon Originalドラマ主題歌と、タイアップが続くくるり。ただ、タイアップだからポップな曲…
ソロデビュー20周年を記念して、配信限定でリリースされたシングルコレクション。これまで発表してきたシングルの表題曲38曲に、配信シングル3曲をプラスした全41曲! ものすごいボリューム感に、20年という月日の…
ずとまよの新作はNetflixで配信中のアニメ映画『雨を告げる漂流団地』の主題歌として書き下ろされた。洒脱なギターリフが貫くどこかノスタルジックなシティポップ感のあるサウンド。1行目の《助けたい表面 寂しさ…
アリーナツアーの余韻冷めやらぬうちにデジタルリリースされたライブアルバムで、追加公演「SEES」編から8月14日のさいたまスーパーアリーナ公演を収録。このスピード感こそがデジタルリリースのいいところだし、…
《走り続けて疲れた/どこだ/終着は/わからない》。そうなんだよ! いや、別に追いかけるのに疲れたということではない。12ヶ月連続リリースの第9弾である。お店だったらそろそろ閉店ありがとうセールの準備に取…
10周年プロジェクトの締め括りとして今年4月に開催された日本武道館公演「LiVE is Smile Always~Eve&Birth~『the Birth』」がライブ映像作品化。“往け”や“明け星”“GL”など最新曲群から“EGOiSTiC SHOOTER…
4年ぶりのアルバムである。しかもその4年は、当然ながらただ過ぎ去っていくだけの時間ではなかった。バンド自身にも世の中にも本当にいろいろなことが起き、多くのことが変わった。そこから少しずつ何かを取り戻し…
“Set you Free”以来となるシングル曲で、高校球児たちの泣き笑いを描き出した青春コメディ映画『野球部に花束を』主題歌。9月に公開されたMVでは、実に1997年の“Shangri-La”以来となる久々のメンバー出演(そ…
9月10日から開催中のデビュー25周年ツアー「ENTERTAIN」のタイトルナンバー“Entertain”。トラップのリズムに導かれる精緻なサウンドスケープが、《さあ Play the drums!》のコールとともにパワフルなバンドアン…
世の一流たちが3分かけてなんとか聴き手に届けようとするフックをものの1分で易々深く突き刺してしまう即効性と、あえて選んだシンプルな構造に仕込む幾多のギミックを最大限活かして成す中毒性。その2点こそ川谷…
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