現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』7月号にUVERworld・TAKUYA∞が登場!僕たちは常に絶望ってとこにもいたし、孤独な時代も長かったし。心境的には今と同じくらいの気持ちで曲を書いてきてたから。だから今、特に新しいメッセージってないんですよね、別に
彼が撮影した写真とともに送る近況インタビュー。不安が覆うこの国と混迷する音楽シーンの中でTAKUYA∞は何を思う?
インタビュー=山崎洋一郎 撮影=TAKUYA∞
最新アルバム『UNSER』がリリースされたのが去年の暮れで、その直後に東京ドーム2デイズ(そのうち1日は男だけの「男祭り」)を含む11本のアリーナツアーを終え、そして今年は早くも9本のZeppツアーから始まる、という終わりを知らない怒涛の長距離走を全力疾走中だったUVERworldだが、ついにその動きが止まった。
言うまでもなくコロナである。ツアーは一部延期され、今後のライブの予定も一切まだ告知されていない。こんな空白を味わうのは初めてである。
配信やTVではいろんなかたちでのアーカイブ映像やライブストリーミングが公開されていて、そのたびにツイッターのトレンドに上がるのは、どれほどCREWがこの空白を寂しく思っているか、どれほど彼らのライブを待ち望んでいるかを示す証である。
だが、おそらく、UVERworldの近況やこれからについて不安や動揺を覚えているCREWは誰ひとりとしていないだろう。ライブがあろうとなかろうと、リリースがあろうとなかろうと、インスタやツイッターでちょこちょこ挨拶やメッセージなんかなくても、この6人それぞれがぐらつくわけがないしブレるわけがないし、おたがいに直接に会わなくてもその絆が揺らぐわけもない。いつも通り前を向いてそれぞれに全力疾走していることに変わりはないことは明白だ。
それでも、この非常事態においてTAKUYA∞が何を思い、今とこれからをどう考えているのかはやはり聞きたい。誰も答えを見出せていないなかで、TAKUYA∞は今何を見てどこに向かおうとしているのか。
ZoomでのインタビューとTAKUYA∞撮影のPHOTOを紙メディアに乗せて、お届けします。(山崎洋一郎)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2020年7月号より抜粋)
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