【JAPAN最新号】映秀。とは何者なのか?――「別解」を示すリアルな歌詞、ジャンルレスな音楽の才に迫る

現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』1月号「Look Up!」に映秀。が登場!

「19歳の自分がどう生きてるかを歌えば、誰かが立ち止まるきっかけになるかなって」
「別解」を示すリアルな歌詞、ジャンルレスな音楽の才――映秀。とは何者なのか?

インタビュー=小熊俊哉 撮影=刈馬健太


《“成功失敗”だけが物差し/なんだかそんなのつまんないよな》――19歳のニューカマー、映秀。は“東京散歩”でそう歌っていた。誰もが失敗を恐れ、成功を妬み、正論の押し付け合いで二極化が進む時代に、彼は“失敗は間違いじゃない”と言い張り、0か1かではない「別解」を提示しようとしている。鋭い感性を光らせるのはリリックだけではない。ジャンルを軽やかに横断し、弾き語りからトラックメイクまでこなす万能感、溢れんばかりの情報量とエモーション、常識離れした歌唱アプローチなど、次世代型ミュージシャンとしても凄まじいセンスを発揮している。自由を謳歌するような言葉とサウンドは、真っ暗な足元を照らし、今まで気づかなかった視点を与えてくれるはずだ。「この音楽が正しく評価されなければ、それは世界のほうが間違っている」と本誌4月号で書かせてもらったが、その期待感はまるで変わっていない。むしろ、今からでも発見しておくべきと断言しておこう。ついに初インタビュー!(小熊俊哉)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2022年1月号より抜粋)



『ROCKIN’ON JAPAN』2022年1月号
別冊 クリープハイプ