【JAPAN最新号】SUPER BEAVER、地続きでたどり着いたアリーナツアーファイナル、たまアリ公演を観た! 全員インタビュー&徹底レポートであの日を振り返る

【JAPAN最新号】SUPER BEAVER、地続きでたどり着いたアリーナツアーファイナル、たまアリ公演を観た! 全員インタビュー&徹底レポートであの日を振り返る

階段で一歩ずつ、一段ずつっていうのがSUPER BEAVERだと思うから。
そうやって、何ひとつ通過点にしてこなかった感覚は強い(渋谷)

現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』1月号にSUPER BEAVERが登場!

SUPER BEAVER、地続きでたどり着いたアリーナツアーファイナル、たまアリ公演を観た!
全員インタビュー&徹底レポートであの日を振り返る

インタビュー=海津亮 レポート=小川智宏 撮影=青木カズロー


「レペゼン・ジャパニーズ・ポップ・ミュージック・フロム・トーキョー、ジャパン! お待たせしました! SUPER BEAVER、よろしくお願いします!」。いつもの名乗り、だが久しぶりにどデカい会場で聞くその声は、その時点ですでに勝ち名乗りのような誇らしさを感じさせた。愛知・日本ガイシホール、大阪城ホール、そしてさいたまスーパーアリーナ、それぞれ2デイズずつ。バンド史上最大規模のアリーナツアーとなった「都会のラクダSP 〜 愛の大砲、二夜連続 〜」最終日、11月7日。SUPER BEAVERの4人が見せたのは、ロックバンドとしての不屈の精神と感謝と愛……というような高尚で野暮ったいものではなくて、そんなものは当たり前に兼ね備えた、ロックバンドと「あなた」による最強にキラキラと眩しい交歓の光景だった。僕らとSUPER BEAVERは音で会話をし、音で抱き合い、音で励まし合ったのだ。

“ハイライト”から“突破口”“27”……序盤からそれぞれ時期こそ違えどSUPER BEAVERというバンドのテーマソングとなってきた楽曲が畳みかけられていく。どっしりとしたリズムの感触とスケールの大きな音場で躍動感をもって鳴り響くベースラインがバンドの強固な骨組みをこれでもかと見せつける中、柳沢が鬼気迫るコーラスを響かせる。「来てくれてありがとうございます」と頭を下げる4人。「150人のライブも10年くらい埋めることができなかったバンドが、愚直にも同じメンバーでずっと続けて、この景色をあなたと一緒に見られると思うと、嬉しく思います」と渋谷。藤原はこの日のステージを生中継しているWOWOWのカメラに手を振る。「あなたと一緒に音楽やりたいんですけど、準備できてますか?」――そんな渋谷の問いかけに、歓声の代わりに大きな拍手で応える客席。「愛すべきあなたのお手を拝借」という彼の言葉から、その拍手は手拍子に変わり、“美しい日”が始まっていく。柳沢と上杉が向かい合って弾いている、その顔には笑顔だ。観客総立ちでのジャンプにスーパーアリーナが揺れる。もちろんメンバー4人全員による絶唱が繰り出された“証明”では渋谷がステージから伸びた花道へと進み、客席のすぐそばで歌を届ける。そして続いて“青い春”へ……これが本当に素晴らしかった。もう何度も聴いたしライブでも観てきた曲だが、この曲のシンプルなコードとメロディが、本当に生まれたてのような鮮烈さを感じさせる。客席中から突き上げられた拳と掲げられた手のひらが示していた。「いつだって始まりは青い春」――この日の“青い春”はまさにこの場所で果たされたSUPER BEAVERと僕たちにとっての再会と再開のアンセムとなったのだ。(以下、本誌記事に続く)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2022年1月号より抜粋)



  • 【JAPAN最新号】SUPER BEAVER、地続きでたどり着いたアリーナツアーファイナル、たまアリ公演を観た! 全員インタビュー&徹底レポートであの日を振り返る - 『ROCKIN’ON JAPAN』2022年1月号

    『ROCKIN’ON JAPAN』2022年1月号

  • 【JAPAN最新号】SUPER BEAVER、地続きでたどり着いたアリーナツアーファイナル、たまアリ公演を観た! 全員インタビュー&徹底レポートであの日を振り返る - 別冊 クリープハイプ

    別冊 クリープハイプ

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