最新曲“Small world”から再会のプロローグとして鳴ったまさかの“サザンクロス”まで――。
約30分、計5曲が演奏され、BUMPの新たなる始まりを刻みつけたスタジオライブ「Silver Jubilee」詳細レポート
文＝小松香里 撮影＝富永よしえ
BUMP OF CHICKENが11月14日、スタジオライブ「BUMP OF CHICKEN Studio Live Silver Jubilee」をYouTubeで無料配信した。スタジオライブとはいえ、BUMPが4人でライブパフォーマンスを披露するのは2019年に行われた全国ツアー「aurora ark」以来、約2年ぶりだ。
暗めのスタジオにおなじみの楽器やアンプがセットされた光景が映り、やがてスニーカーを履いた足元が映り、4人が腰を低くして円陣を組む姿が目に入る。ライブ前、必ずステージ裏で行われてきたBUMPの特別な儀式がこうやって画面越しで観られるのも、配信ライブならではだ。
4人それぞれが気合いを入れる声をあげ、精悍な雰囲気を湛えつつ、それぞれのポジションに歩いて向かう。緊張感が漂う中、ギターを肩にかける増川弘明、藤原基央、ドラムセットに座りマイクを近づける升秀夫、そして、ベースの弦に触るチャマこと直井由文――。この4人が間違いなくBUMP OF CHICKENだ。（以下、本誌記事に続く）
（『ROCKIN'ON JAPAN』2021年1月号より抜粋）
『ROCKIN’ON JAPAN』2022年1月号
別冊 クリープハイプ
