現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』8月号にDIR EN GREYが登場!いつかは自分の火が消え始める日が来るんじゃないか――そういうことをふと考えた時に、「こうだ!」って思ったものを今、一枚作っておくべきだって
薫インタビュー
結成25周年にして極めた傑作『PHALARIS』と、DIR EN GREYの現在地
インタビュー=山崎洋一郎
奇抜なアイデアやモデルチェンジなど一切ない、今のDIR EN GREYそのものを真正面から捉えたような、重厚かつ濃密なアルバム。
聴いた手応えとして「王道」という言葉が出てくるが、実はこういうアルバムはこれまでなかったし、そもそもDIR EN GREYに「王道」などあるわけない。だがそれでも、このアルバムの、聴く者の真正面から向き合ってくるような堂々とした構えを僕は「王道」と呼びたい。「王道なきバンドの王道アルバム」と。
今作がどのようにして生まれたのか、薫(G)に話を聞いた。25周年を迎えたDIR EN GREYの現在の立ち位置、心境の変化についても聞いた。(山崎洋一郎)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2022年8月号より抜粋)