【JAPAN最新号】Mrs. GREEN APPLE ミセスが帰ってきた! フェーズ2初ライブ「Utopia」に注がれた再会の喜びと未来への決意――完全レポート

【JAPAN最新号】Mrs. GREEN APPLE ミセスが帰ってきた! フェーズ2初ライブ「Utopia」に注がれた再会の喜びと未来への決意――完全レポート
現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』9月号にMrs. GREEN APPLEフェーズ2初ライブ「Utopia」の完全レポートを掲載!

ミセスが帰ってきた!
フェーズ2初ライブ「Utopia」に注がれた再会の喜びと未来への決意――完全レポート

文=小川智宏 撮影=上飯坂一、増田慶、高田真紀子、曽我美芽


再びステージの上に戻ってきたことの喜びと、本当に久しぶりのライブに対する緊張。休んでいる間に感じたものも、その後再始動してから手にしてきたものも。思いのほか長くなった「空白」の間に生まれた感情のすべてが、ブラッシュアップされた音像と気合いの入ったショーマンシップによって昇華され、眩しく光を放つ――Mrs. GREEN APPLE、「フェーズ2」初の、そして一昨年2020年の2月以来実に2年5ヶ月ぶりのワンマンライブは、一言でいえば積み上げてきた時間、彼らがミセスとして生きてきた時間に対する全力の祝福だった。

記念すべきライブは、ステージ前に貼られたスクリーンに投影されたオープニング映像から始まった。ファンタジックな世界の中で、ひとつのドアが開く。そしてスクリーンには3人のシルエットが鮮やかに浮かび上がると、“Attitude”が鳴らされた。アルバム『Attitude』のタイトル曲だが、フェーズ1の時はライブで披露されていなかった曲だ。大森元貴(Vo・G)、若井滉斗(G)、藤澤涼架(Key)の3人にサポートミュージシャンの森夏彦(B)、神田リョウ(Dr)のふたりを加えて鳴らされるパワフルなサウンドは、当然ながらブランクがあったことなど微塵も感じさせない。“CHEERS”に“L.P”……これまで何度もライブで目にしてきた楽曲が、鮮やかにリニューアルされている。このライブに向けてこのメンバーでのグルーヴを練り上げてきたことがその出音からはっきりと伝わってくる。それにしても驚くのは、一曲一曲、イントロの最初の音が鳴った瞬間に巻き起こる拍手の音量の大きさだ。バンド同様にオーディエンスの気合いも違う。のちのMCで大森が「初めてミセスのライブに来た人!」と尋ねた時にわかったのだが、この日のライブのお客さんの中には活動休止中にミセスを知り、今回ようやくライブを観ることができたという人もたくさんいたようだ。2年以上の間待ち続けていた人、その間にミセスの音楽に出会った人、さまざまな人がひとつになって精一杯手を叩いている。改めてミセスが復活第一弾のミニアルバムにつけた『Unity』という言葉が蘇ってくる。いいタイトルをつけたなあと思う。(以下、本誌記事に続く)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2022年9月号より抜粋)



【JAPAN最新号】Mrs. GREEN APPLE ミセスが帰ってきた! フェーズ2初ライブ「Utopia」に注がれた再会の喜びと未来への決意――完全レポート - 『ROCKIN’ON JAPAN』2022年9月号『ROCKIN’ON JAPAN』2022年9月号
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