【JAPAN最新号】back number、今こそ、何度でも、渾身の歌で「あなた」を肯定するために――2年半ぶりの全国ツアー、幕張ファイナルを徹底レポート!

【JAPAN最新号】back number、今こそ、何度でも、渾身の歌で「あなた」を肯定するために――2年半ぶりの全国ツアー、幕張ファイナルを徹底レポート!
現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』11月号に「back number “SCENT OF HUMOR TOUR 2022”」幕張ファイナルのレポートを掲載!

今こそ、何度でも、渾身の歌で「あなた」を肯定するために――2年半ぶりの全国ツアー、幕張ファイナルを徹底レポート!

文=高橋智樹 撮影=佐藤祐介、半田安政


「たぶん今までも、もっと『肩の力が抜けててかっこいい』とか『上手』とか、そういうback numberはあったかもしれないけど……今日は本当に、絶対にこれ以上はなかったなと思って。本当に今、『これ以上ない』っていうぐらいやってて。それが伝わるといいなと思って」

2022年9月8日、ツアーファイナル・幕張メッセ公演2日目。ライブ終盤、あふれる情熱に声を震わせながら語った清水依与吏(Vo・G)の言葉が、この日のライブのモードを何より雄弁に物語っている。音楽はどこまで深く、どれだけ密接に心に寄り添うことができるか――。バンド対オーディエンスといった枠組みも、コミュニケーションやエンターテインメントといった音楽の機能性も超越して、清水依与吏の歌声とback numberのバンドサウンドは、胸震わせる力強さと包容力をもって響き渡っていた。

4月2日の愛媛県武道館を皮切りに、大阪城ホール/さいたまスーパーアリーナなど全国12会場・25公演にわたって、計25万人を動員して開催されたアリーナツアー「back number “SCENT OF HUMOR TOUR 2022”」。昨年行われたファンクラブツアーを除けば、back numberにとっては2019年の「NO MAGIC TOUR」以来、約2年半ぶりの全国ツアー実施となる。

今回のツアーファイナル幕張メッセ公演は当初7月の開催が予定されていたが、清水の体調不良による公演延期を受けて、9月7日・8日の振替開催が決定。ツアーファイナル2日間公演のみ、約2ヶ月のインターバルを経て行われる形となった。が、この日のback numberが体現していたのは、自ら世に送り出してきたラブソングの意味すら自分自身でアップデートするかのような渾身の歌――その音楽とともにこの時代を生きる「あなた」を全身全霊傾けて抱擁しようとする、不屈の決意と覚悟そのものだった。(以下、本誌記事に続く)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2022年11月号より抜粋)



  • 【JAPAN最新号】back number、今こそ、何度でも、渾身の歌で「あなた」を肯定するために――2年半ぶりの全国ツアー、幕張ファイナルを徹底レポート! - 『ROCKIN'ON JAPAN』2022年11月号

    『ROCKIN'ON JAPAN』2022年11月号

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