これから発売のロッキング・オン、コレポンページできちんとレポートさせていただくので、短くてすいません。

ちょっと前ですが、スマッシング・パンプキンズのライブを、12月10日ブルックリンにできたてのアリーナで観ました。

それから2日後の12日には、同年代の仲間達がポール・マッカートニーと共演したり、ロジャー・ウォーターズと共演したりして、世界中に大中継されているという時にひとり……ってわけでもないけど、ブルックリンで、サイケデリアのギターをかき鳴らすスペースボーイ、ビリー・コーガン。

少し切なくもあり、でも、そういうところがスマパンらしいとも思えました。それにライブは最高で、ビリーを抜かせば、バンド・メンバー全員がオリジナルではない中、良くここまでスマパンを作り直すことができたなあという、本当にしみじみしてしまう感動的なものでした。さらに、こうして長年聴いてきても、スマパンを聴いた時だけにうずく心の痛みみたいものがあって、それはメンバーが新しくなっても、アルバムが進化しても、永遠に変わらないんだなあということも、この日改めて思い知りいました。スマパンありがとう。


ただ、ファンは元々知らされていたのですが、前半は最新作の『オセアニア』を全曲やり、後半ヒット曲という無茶とも言える構成。なんとなく観に行っちゃった人はびっくりしたはずです。

来日の噂みたいなものはまるで聞かないんですが、どうなってるんでしょうか？

現在『メロンコリーそして終わりのない悲しみ』の再発ボックスセットが発売中です。結果的には、オリジナルメンバーで作った最後のアルバムにして、CD５枚にDVD1枚という、スマパンらしい極端さ。年末年始にしか聴けないボリュームですので、今買うことをお勧めします。
http://www.emimusic.jp/intl/smashingpumpkins/


ちょっとびっくりしちゃうのが、この再発、バンドのウェブサイトに行くと、アナログ、CDの他に、ハイデフデジタルでもダウンロードできるというチョイスがあって、そのすべてが聴けるデラックスセットがあります。つまり、CD５枚（92曲）、DVD1枚、アナログ４枚に、ハイデフデジタルが付いてくるという、一体どのフォーマットで聴きたいんだよ！という内容で250ドルもするんですが、なんとそれが真っ先に売り切れてるんです（笑）！ファンもただ者ではないです。
http://www.smashingpumpkins.com/store/mcis-reissue/

ちなみに、この日は全米ツアー最終日で、ビリー曰く３Dカメラで撮影した、ということなので、いつか映画化されるのかもしれません。お楽しみに！