VAMPS、Zepp籠城ツアーの4日目を見た

VAMPS、Zepp籠城ツアーの4日目を見た

VAMPSのZepp籠城ツアー「VAMPS LIVE 2015-2016 JOINT 666」の4日目を見た。

「一緒に気持ち良くなろうね」「もう一回やらせて? やらせろ!」なんて一歩間違えなくてもアウトな台詞も、HYDEが発せばむしろ求められる言葉になる。〈カリスマ〉という言葉は彼らの為にあるようなものだと、HYDEとK.A.Zの一挙手一投足に投げかけられる歓声を聞きながら思った。

そして、今日の対バンはフィンランドのロックバンド、HIM。海外アーティストが対バン相手だとファンが萎縮してしまうケースが多いが、今回はむしろ観客から前のめりでシンガロングやハンドクラップを始めていた。その光景が、VAMPSが世界規模のアーティストであることを物語っていたし、HYDEもMCで「みんな歌ってたよね! 安心したよ」と喜んでいたことがとても印象的だった。

それにしても、VAMPSという名の異世界が一切ブレずに確立された空間だった。ライヴとは、ただ生演奏で曲を披露するだけではなく、アーティスト自身を魅せる場でもあることをガツンと思い知らされた。

そんなVAMPSのZepp籠城ツアーはまだ始まったばかり。まだ体験していない方は、是非。(峯岸利恵)
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