RADWIMPS、“前前前世”オリジナルバージョンを聴いた!

RADWIMPS、“前前前世”オリジナルバージョンを聴いた!

『RAD LOCKS!』が約5年ぶりに復活! というニュースと共に、初回放送で“前前前世”オリジナルバージョンが初オンエアされるということで、2重に楽しみにしていた人はたくさんいたはず。今日のリスナーの中には、映画『君の名は。』で初めてRADWIMPSを知ったという10代の方もいたのでしょうか。

私が初めてラッドを聴いたのはそれこそ中学生のティーン真っ只中。“有心論”の《誰も端っこで泣かないようにと 君は地球を丸くしたんだろう?》という歌詞に衝撃を受けたのを覚えてます。好きな人だけがパッと人間離れした輝きを持っている、現実にはそんなことないんだけど、そう思ってしまう気持ちわかるなあ……と。

そんなことを思い出しながら聴きました、“前前前世”オリジナルバージョン。

この曲はざっくり言うと、「僕」が今世さえ飛び越えて、前世のそのずっと昔から「君」のことを探し続けているという曲なのだけど、2番のサビ後にふたりが言葉を交わしているような歌詞が足されていました。不安を口にする「君」とそれを払拭するような言葉をかける「僕」。でもその部分の声は心なしか遠くて、どこか夢現のような……そんな儚さ。そしてやっぱり、先述の“有心論”にも通じる「君」と「僕」の間に漂う、愛ゆえの崇高なロマンチシズムを感じました。

今日流れたこの曲は2016年11月23日(水)にリリースされるニューアルバムに“スパークル”のオリジナルバージョンとともに収録されます。『君の名は。』の楽曲を担当した作家としてのラッドも最高だったけれど、バンドとしてのラッドを存分に堪能できるニューアルバムも超期待です。(渡辺満理奈)
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