これから大注目の若手として名前が挙がることの多い、Hump Back。といっても、高校の軽音部で結成し、この春で10年。フレッシュなようで、土壌がしっかりしているのだ。幾度もメンバーチェンジを繰り返し、ソロ活…
前作のシングル『Good Job!!』から僅か4ヶ月という、ハイペースで届いた5枚目のシングルである。 まず「三ツ矢サイダー2019」CMソングとなった“夏のどこかへ”は、イントロからワクワクする高揚感を運んでくる疾…
3月に行なわれた来日公演が完全ソールドアウトの大盛況を見せた、テキサス出身のインストゥルメンタル・トリオ。今夏のフジロックにも出演決定し、それを記念して過去のアルバムも含め一気に4タイトルが国内リリ…
来日公演が大好評だったテデスキ・トラックス・バンドのデレク・トラックス。スーザン・テデスキと出会う前から自身のデレク・トラックス・バンドを率いてきたが、このバンドで彼が目指していたのは、自身の表現…
2007年にピーター・フックが脱退した後も、バンドとしての活動を続けていく道を選んだニュー・オーダー。正直、長年のファンとしては複雑な思いもあったけど、15年に発表した新メンバーでの初アルバム『ミュージ…
今夏のフジロックへの出演も決定しているサンフランシスコのエレクトロニック・プロジェクト、ティコ。本作は3年ぶりとなる5枚目のニュー・アルバムで、新たに契約した〈Ninja Tune〉からのデビュー作になる。 2…
2007年の初夏〜秋、ポール・マッカートニーは、普段の年なら絶対に演奏しない小さな会場を回る「シークレット・ツアー」を突発的に敢行し、世界4大都市で計6公演を行なった。ちょうどアルバム『追憶の彼方に〜メ…
1986年(クイーンが初夏に『カインド・オブ・マジック』を発表した年だ)、フレディ・マーキュリーは“タイム”というタイトルのソロ・シングルを発表した。元々は長年の友人であったデイヴ・クラークが手がけた…
すでに耳の早いリスナーの間では大変な評判を呼んでいる、まだ全員20歳そこそこのロンドン発4ピース・バンド。本作に先駆けてリリースされたシングル“トーキング・ヘッズ”のタイトルで興味を惹かれ、昨年出たダ…
僕らの不器用さも飾り気のなさも含めて痛快にドライブさせる青春群像劇のようなバンドアンサンブルの躍動感と対照的に、ズーカラデルの音楽は聴く者を実に正しく「ひとり」へと解きほぐし、自分という起点に確かな…
“無線LANばり便利”を聴きながら、《無線LAN LAN LA LAN》と叫ぶのがあんなにも楽しいことが証明しているように、ヤバTは何気ない言葉の魅力を発見させてくれるバンドだ。このような部分は、今作のリード曲“癒着…
あなたは今、世界でもっとも人気のあるクラブDJが誰なのか知ってますか? 正解は、マーティン・ギャリックス。毎年『DJ MAG』誌が発表している「世界の人気DJランキング」において、ギャリックスは2016年から3年…
米津玄師の手による“まちがいさがし”に顕著なように、今作のすべての曲について、菅田将暉が歌うということに圧倒的なリアリティがある。どの提供曲もすべてが菅田将暉の歌であり、菅田将暉でなければいけないと…
このひかりのなかにが何を歌っていてどんなバンドなのかは『ROCKIN'ON JAPAN』2019年8月号のP218~219の「New Comer」でこってり書いたつもりなのでそちらもぜひ読んでほしいのだが、改めて、絶対に今のうちに出会…
両A面のうち“片隅”は、ドラマ『白衣の戦士!』挿入歌であり、さらに作曲はモデルとしても活躍しているKōki,ということで(もうひとつの“Corner”は、Kōki,、UTA、三浦大知の共作。作詞はどちらも三浦大知)、…
全米アルバム・チャート初登場2位。1位はタイラー・ザ・クリエイターだった。当然1位をとれるものと思っていたDJキャレドは怒り心頭、ビルボードの集計方法にクレームをつけ、同誌を訴訟する動きを見せている、と…
《ゲイが焼かれるなら私はゲイになろう/貧しい者が侮辱されるなら私は貧しい者になろう/イスラムが嫌われるのなら私はイスラムになろう》(“キラーズ・フー・アー・パーティーイング”) これがマドンナであ…
前作『アップタウン・スペシャル』からのシングル“アップタウン・ファンク”が、(ほぼ)ブルーノ・マーズの曲として認知されて大ヒット、グラミー賞を受賞。レディー・ガガらと共に作った“シャロウ 〜『アリー…
もしかしたら振り返った時に、後悔してることがない人の方が少ないのかもしれない、それが青春というものだ。チクッとした胸の痛みも含めて、かけがえのないものとして誰もが生涯、抱えていくものなのかも。スキマ…
ウルフルケイスケのソロ活動専念後初、そしてレーベル移籍後初のアルバムである。ウルフルケイスケがバンドを離れたことは、(これだけのキャリアを誇るバンドであったとしても)いやが応でもウルフルズの音楽を新…
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