今年結成10周年を迎えるパスピエにとって、約2年ぶりのフルアルバムとなる『more humor』。「モアユーモア」と読むタイトルは、言葉遊びにも思えるリズミカルできれいな音感が気持ちいいし、ユーモラスでポップな…
昨年末からのツアー『Penguin Go a Road 2018-19「WILDに行こうぜ!」』を成功のうちに終えたPENGUIN RESEARCH。彼らの約8ヶ月ぶりのシングルは、TVアニメ『ゾイドワイルド』の第4クールOPテーマ。同じく『ゾイド…
ミニアルバム『HEROES』やシングル『DREAMIN’』を通して、ko-hey(G・Cho)加入後のハイパー&メタリックなパンク極限進化感を体現してきたNAMBA69の、約4年5ヶ月ぶりとなる2ndフルアルバム。難波&ko-heyによる…
一昨年の『スリープ・ウェル・ビースト』は個人的年間ベスト10に楽勝で入る傑作だったが、日本ではもうひとつ伸び悩んでいる。なぜ届かないのか。確かにアーティスト写真を見てると、このオッサンたちがこれほど…
昨年リリースした6作目『マローダー』、そして来日時披露した『ターン・オン・ザ・ブライト・ライツ』の再現ライブを経て、インターポールは再びフレッシュな音を鳴らそうとしている。デビュー時に鮮烈な印象とと…
日本語ロックンロールの若き新鋭として地元・大分を飛び出し、昨年メジャーシーンへ。そしてなお青い衝動をぶちまけて混じりけのないロマンを叫び、その意志が本物であることを証明したSIX LOUNGE。新しい音源を待…
セックス・ドラッグ・ロックンロールを誇張抜きで体現してきた「世界で最も悪名高いバンド」モトリー・クルーの光も影も高純度凝縮した、Netflixオリジナル映画『ザ・ダート:モトリー・クルー自伝』のサウンドト…
原始的と言えるほどのまっすぐな熱さと、2019年らしい知性や感性が、見事に同居している。今の時代にロックの可能性を指し示してくれる1stアルバム。バンド名や覆面というスタイルから、戦略的とかひねくれている…
メジャーデビュー曲でフジテレビ系ドラマ『コンフィデンスマンJP』の主題歌だった“ノーダウト”は、Official髭男dismが多くの人々に知られるステップボードとなった。新曲“Pretender”は、同ドラマの映画版の主…
最もグッとくる展開を作るためにはメロディをどのように進めればいいか。それに対してどのように言葉を当てはめるべきか。バンドサウンドはどうアプローチするべきか。それらの選択が毎回的確で、しかもそこに気負…
昨年末から始まった旧作品の最新リマスター音源によるリイシュー・シリーズの、第2弾リリース分4枚のうちのひとつ。英国ヘヴィ・メタルを牽引する新世代の旗手として登場したこのバンドが、母国やここ日本で成功…
前作『モダン・ヴァンパイアズ・オブ・ザ・シティ』から実に6年もの歳月を経て、ついに完成したニュー・アルバムである。ちなみにバンドが『Mitsubishi Macchiato』と仮題された新作の制作をスタートしたのが2016…
今年3月にユニバーサルミュージックへの移籍を発表したKEYTALKの移籍第一弾シングル。ひと際垢抜けた最新のアーティスト写真からも、ここから何かが変わりそうな予感をひしひしと感じていたが、今作の表題曲“BUBB…
“Dororo”は手塚治虫作品を原作とした2019年リブート版TVアニメの主題歌で、作曲は山田とゴッチの共作。戦国の世の重々しいムードや、怪奇譚としてのおどろおどろしさをフレーズの端々に忍ばせながらも、あくまで…
シグネチャー・ボイスとでもいえばいいのだろうか。一聴しただけで誰だかわかる歌声の持ち主をフロントに据えたバンドはやはり強い。なにしろ本道をよほど大きく踏み外さないかぎり、大概の曲は“らしい”ものに…
昨年5月のユニット結成のニュースに、思わず「ズルい」と口走ってしまったのは私だけではないはず。と同時にリリースされたシングル“ジーニアス”、続けざまに放たれた“オーディオ”の完成度の高さには、それこ…
あまりに音沙汰がないものだから、やはり1枚限りのスーパーグループだったのだな、と思っていたが、あのザ・ダムド・シングスがさりげなく還ってきた。2010年末に世に出た前作『アイロニックラスト』から8年半を…
佐々木亮介(a flood of circle)、新井弘毅(ex.serial TV drama)、田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)、鈴木浩之(ex.ART-SCHOOL)によるバンド、THE KEBABSの会場限定デモCD、2作目。怒涛の展開とサビの開け具…
最新アルバム『#5』後初となる新曲は、“abnormalize”以降凛として時雨が幾度もタッグを組んできた『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズの舞台版への書き下ろし主題歌。冒頭からレーザービームの応酬の如く不穏な…
江沼郁弥のソロキャリアの幕開けを飾る配信シングル3ヶ月連続リリースの2作目『偽善からはじめよう』。《だれもかれもが狂ってる/どこもかしこも人間アレルギー/なのになぜ そんなに繋がってる/愛想笑い から…
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