アコギ&マシンビートという洋楽シンガーソングライターを彷彿とさせるテクスチャーの組み合わせと、ウォール・オブ・シンセとでも言うべきEDMど真ん中のアレンジメントが同時再生されたような展開がしかし、やが…
やはりこのバンドは売れるべくして売れたのだと確信できる新作が到着した。UKインディの古式ゆかしい佇まいの中で、マンチェ直系のギター・グルーヴとサイケデリック、ギタポを同期させていたのが前作だが、そこ…
The Longshot 『Love Is For Losers』 4月20日発売 昨年11月にベスト・アルバム『グレイテスト・ヒッツ:ゴッズ・フェイバリット・バンド』をリリースしたグリーン・デイ。そのフロントマンであるビリー・ジョー…
マイヘア、yonigeに続き、THE NINTH APOLLO出身バンドが、またもロックシーンに殴り込みをかけてきた。大分発の4人組SIX LOUNGEだ。昨年末には渋谷クアトロでのワンマンライブもソールドアウトさせ、メジャー移籍…
ジュリアン・カサブランカス+ザ・ヴォイズ名義からジュリアンの名前が外された意味は大きい。「ジュリアンが新バンドを結成した」という時事性の先で、バンドが個としてパーマネントな活動を見せ始めたことの証…
テレビの歌番組でも、私が何を歌おうと自由でしょ、と言わんばかりの堂々たる佇まいがかっこいい、あいみょん。実際に楽曲のテーマは様々で、3年前の “貴方解剖純愛歌~死ね~”におけるインパクトは強烈だったが…
楽曲を聴いていて、ライブに行きたくなるだけではなく、いつもの日常を彩ってくれる若手バンドの代表格といえばsumikaだと私は思うのだが、その決定打と言える楽曲が届いた。4曲入りEPの1曲目、“フィクション”。…
スティング&シャギー 『44/876』 4月20日発売 本格的なロック・アルバムとしては実に13年ぶりとなった『ニューヨーク9番街57丁目』を2016年にリリースしたスティング。アルバムの内容は強靭な現役感を驚異的な…
長年、海賊盤でその存在が知られてきた1968年の未発表ライブ。これぞ、67年までにモッズ〜ポップ・アート・バンドとして初期3作を世に放ったザ・フーが、いかにして69年の名盤『トミー』以降、稀代のハード・ロッ…
ニューシングルは両A面で、“Take Me Under”は映画版『いぬやしき』の主題歌。彼らはTVアニメ版の同作主題歌を“My Hero”で担当した時、オーケストラの導入で壮大なアレンジにした。それに対し、テレビから映画…
マニック・ストリート・プリーチャーズ 『レジスタンス・イズ・フュータイル』 4月18日発売 マニック・ストリート・プリーチャーズの結成が1986年だから、彼らは今年、結成32年を迎えたということになる。自爆上…
サーティー・セカンズ・トゥ・マーズ 『アメリカ』 4月6日発売 『スーサイド・スクワッド』でのキレッキレの新ジョーカー役をはじめ、ハリウッド俳優としてのぶっ飛んだ演技(いや、超ホメ言葉だから!)でおな…
いわゆるエレクトロニカとかアンビエントとかの類いの、先人たちの音楽をまず聴いて、自分もそれを目指したのではなく、そういうのを聴く前からいきなりPCソフトをいじりまくって音を重ねて曲を作っていったら、で…
タイトル通り通算12枚目のフル・アルバムとなるスローン。ジャケットの色味に1st『スミアード』を思い浮かべたところ、①⑤のギター・サウンドはマジに1〜2枚目の彼らを彷彿とさせて思わず涙が。かといって90年代…
カイトの4thアルバム『ラヴ・トゥ・ビー・ロスト』のリリースから6年を経て、ボーカル&キーボードのニック・ムーンから届いたソロ名義初のアルバム。レコーディングからプロデュースまで完全DIYで行われたという…
超絶フリースタイルを誇るR-指定に、秀逸テクニックをキメるDJ松永。おのおの高いスキルのラップとトラックメイクをこなすCreepy Nuts。シングル『高校デビュー、大学デビュー、全部失敗したけどメジャーデビュー…
先の来日でセンセーションを巻き起こしていったスタークローラーと並び、現在ラフ・トレードが激推し中の女性4人組によるデビュー・アルバム。サーフ系ガレージ、あるいはサイコビリー的な感触のギターをバックに…
2018年の第1弾シングルは約1年ぶりの新曲。先日きゃりー本人が登場して行われたインスタライブでの先行試聴会は10万人が生配信を試聴。多くのリスナーがリリースを待ち焦がれていたことを物語る。その期待を上回る…
ジョン・ガーリー(Vo、G)を中心に結成して約15年。実験的でファンタジックなサウンドを生み落とし、インディ・ロック・ファンに愛されてきたポルトガル・ザ・マンは、この8thアルバムで大胆にそのサウンドにメ…
西ロンドンの5人組、ヴァクシーンズの3年ぶりとなる4作目のニュー・アルバム。その最大のトピックは、かれらの初期の作品も連想させる荒々しいギター・サウンドだろう。アークティック・モンキーズやフォールも手…
rockinon.com(ロッキング・オン ドットコム)は、ロッキング・オンが提供する音楽ニュースサイトです。 rockinon.comでは、邦楽誌『ROCKIN'ON JAPAN』から、邦楽ディスク(CD/EP/DVD/ブルーレイ)の新譜レビューをお届けしています。