率先してパーティの狂騒を担うサービス精神(フロアに巨大ケーキを投げ込むなど)を持ち合わせているせいで少し誤解されがちなのだが、スティーヴ・アオキはクリエイターとして非常に洗練されたセンスの持ち主だ…
アンダーワールドはダンス・ミュージックのユニットであるだけでなく、彼らも所属するデザイン集団TOMATOと協働して総合的なアートを志向してきた。そのTOMATOのほか、脚本家、DJ、画家、詩人など多様なジャンル…
デビュー5周年イヤーを迎え、5シーズンに亘ってリリース&ライブを展開中のKANA-BOONから、シーズン4の最新ミニアルバムが到着。「七夕」や「花火」などをモチーフに夏の情景を描いたシーズン2の『アスター』は、…
周囲に誰もいないのをこっそりと確認してからブツブツとひたすら連呼していると危ないトランス状態に陥ることができる言葉というやつが世の中にはたくさん存在する。そういうものをとことんまで楽しみ尽くしたい願…
ロック・バンドが長いキャリアの中で原点回帰するというのは、何も珍しい話ではない。当然、バンドがそれまでに積んできた経験がなくなることはないので、それが功を奏する場合が大抵ではないだろうか。むしろ、…
現在26歳のトーリー・レインズは、トロント出身のラッパー/R&Bシンガーである。トロントというと、ご存じドレイクの街で、だからレインズも、デビューしたての頃は「次のドレイク候補?」みたいな文脈で語られる…
デーモン・アルバーンが幾つもの表現のアウトプットを使い分けている最大の利点は、時間と労力の自由裁量権だとつくづく感じる。クリエイターにとってそれは当たり前の権利のようでいて、専業のバンドなりフォー…
いまほどR.E.M.の不在が重く感じられる時代もないのではないだろうか。政治状況は荒れ果て、多くの人間が怒りと憎悪をぶつけ合うなか、もし彼らがいたらどんな音と言葉を届けてくれただろう――どれだけタフな状…
ザ・ローリング・ストーンズの言わずと知れた名作の50周年記念リマスタリング盤が本作。今回は60年代末から数々の名作レコーディング現場にも多数関わり、その後、リマスタリングの名手として知られるようになっ…
昨年からニューヨークのブロードウェイで行われているブルース・スプリングスティーンの定期公演『スプリングスティーン・オン・ブロードウェイ』のライブ音源集が本作。公演では15曲前後の演目についてすべて演…
若くして世界に見つかってしまった彼が出した答えとは――。このラスト・オリジナルアルバムには、ぼくのりりっくのぼうよみが「辞職」(=活動終了)を選んだ理由がぶつけられている。創作物が作り手の思想や哲学…
結成15周年となる今年、自身初となるベストアルバム『THIS IS THE BEST』をリリースしたTHE BAWDIESが、来年1月17日に行われる日本武道館公演を記念してシングル『HAPPY RAYS』をリリースする。表題曲“HAPPY RAYS…
当初フリー公開された『FREE TOKYO』に続いて、シリアスな問題提起とそれをキャッチーに聴かせるアイディアという、SKY-HIに望まれるものがガッチリ詰め込まれたフルアルバム。冒頭のジャジーなトラック“What a W…
マニックスの最高傑作はというと絞り切れず頭を抱えてしまうところだが、一番良い曲が詰まったアルバムならば、迷わず本作を推す。歪なギター・ロックとしての完成を見た『ホーリー・バイブル』、リッチー・エド…
5月に自身初のベスト盤でオリコン週間チャートの1&2位を独占したLiSA。彼女の今年初となる両A面シングルは、「本気で何かを追い求めること」を表裏一体のテーマで描いた作品だ。共にキャリアを歩んできたTVアニメ…
全17曲を聴き終えた時「うわ、すごいの聴いちゃった」というショックで、しばしボーッとしてしまった。これまでにも取り入れたことがあるものも、そうじゃないものも含めて、音楽のジャンルや手法は多岐にわたって…
先月号のインタビューでビリー・コーガンは「バンドにとっては今が一番幸せなときじゃないかと思う」と言ってるが、残念ながら紅一点ダーシー・レッキーこそ参加しなかったもののジミー・チェンバレンに加えジェ…
恐らく『エイジ・オブ』関連の最終リリースになりそうな本作は、新曲およびリミックスに今夏海外リリースされた『TheStation』、『We’ll Take It』EP収録の2曲(④&⑤)をボーナスとして収めたファン必携盤だ。…
今年3月に公開されたネクライトーキーの“オシャレ大作戦”のMVを見た時、学校の軽音部で遊んでいるようなチープなノリと、それに反して楽曲もアレンジもあまりに良すぎるというアンビバレンツな魅力が衝撃だった…
50年近いデヴィッド・ボウイの全キャリアの中でも、伝説のライブとして名高い2000年のグラストンベリー・フェスでのステージ。TV番組でのダイジェスト版や、大回顧展「David Bowie is」での一部上映など、これま…
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