最初はもともと好きな音楽を役の中で演じることが多かった菅田将暉だが、昨年のシングル『見たこともない景色』でのデビュー以降、音楽活動もどんどん充実。今作“さよならエレジー”は彼が敬愛している石崎ひゅー…
『サイハテアイニ / 洗脳』以来約9ヶ月ぶりとなるニューシングルは、日中共同製作映画『空海-KU-KAI-美しき王妃の謎』の主題歌“Mountain Top”&挿入歌“Shape Of Miracle”を両A面で収録。『君の名は。』で聴…
英国の名門〈XLレコーディングス〉の総帥リチャード・ラッセルが指揮するプロジェクト。XL所属アーティストを中心に様々なゲストが参加したコラボ・ユニットだ。いわばかつての4AD=I・ワッツ・ラッセルのディス・…
通算11作目。3年前にはフロントマンのマックが本名名義で初のソロ作を発表したが、バンドとしては5年ぶりのアルバムになる。今作は過去になく多くのミュージシャンがバッキング・ボーカルとして参加しているのが特…
僕もあなたも代替不可能なひとりの人間。ならば、現在やこの先の未来に向かって、胸を張って堂々と前に突き進んでほしい。今回届いたニューシングルは、そんな明るくポジティブなエネルギーを全身全霊で放っている…
V.A. 『ブラックパンサー:ザ・アルバム』 2月9日発売 3月に日本でもついに公開される映画『ブラックパンサー』の話題のサントラ盤の話題の理由というと、もちろんケンドリック・ラマーが初めて手がけるサントラ…
ベスト盤の役割とは、往々にしてこれまで残した珠玉の楽曲に改めて光を当てるという側面と、これまでのキャリアに一区切りを付けるという側面を併せ持っている。だからこそ、あえて赤い公園の「現在」と「未来」の…
結成10周年ということが納得できるくらい、Nothing's Carved In Stoneがロックシーンで確固たる地位を築いてから久しいが、ふと「彼らのフォロワー的なバンドはいるだろうか?」と考えてみると、パッと思い浮かば…
昨年から今年にかけて発表してきた連作EPをまとめた本作のタイトルは、新聞論評や哲学書の題名めいていて今の混沌とした世相にぴったりだと思う。ポリティカルな感慨をこめた④を始めとして楽曲のそこここに「現実…
現在はベルリンに活動拠点を置くプロデューサー/マルチ奏者によるプロジェクト。本作は4枚目のアルバムで、ブルックリンの〈セイクリッド・ボーンズ〉からのデビュー作になる。同レーベルといえば、コペンハーゲ…
これは大傑作! キラキラ輝くようなシンセのコードに心が舞い上がり、まさかのSAXソロに涙する異形のエレポップM1から、全篇にわたって極上のメロディーが吹き荒れる。前作、前々作と60sのB級ガレージ・ロックを…
結成10周年をファンと共に祝い終えたSCANDALの8thアルバム。今作のひとつ目の特徴は、恋愛をテーマにした曲を多く収録していること。AMIAYAがディレクションしたアートワークも象徴的だが、全体的にメンバーの女性…
“WanteD! WanteD!”、“WHOO WHOO WHOO”とEDMに振り切ったアプローチが続いたが、今回の表題曲はなんとビッグバンドサウンド。色とりどりの旋律がボーカルと共に弾み、コーラスがさらなる躍動感をプラス。数回の…
5年ぶりのオリジナルアルバムではあるものの、その間に凛として時雨はシングルやミニアルバム、ベストアルバムなど、数多くの作品を重ねてきた。つまり、寡作な時期の「5年ぶり」とは、ちょっと意味合いが違う。ま…
ケンドリック・ラマーの『ダム』に8曲参加していた謎のプロデューサー、ベーコンのファースト・ソロ。もともとDJカリルのお抱えソングライターとして活躍し、アフターマス関連アーティストや『ダム』での抜擢に繋…
昨年はサマーソニック直前の出演キャンセルのアクシデントがあって我々を悲しませたが、“Boys”をヒットさせるなど安定した人気を持ち新世代のポップ・アイコンとしてのポジションを我が物としているイギリスのチ…
TLC、エリカ・バドゥ、コモン、ソニー・ロリンズ、アデルなど、数多くのアーティストと演奏してきたドラマー、クリス・デイヴ。そのリーダー・ユニット、ザ・ドラムヘッズの本格的なリリースとなるのが本作。 核…
フランツ・フェルディナンド 『オールウェイズ・アセンディング』 2月9日発売 フランツ・フェルディナンドがある意味「フランツらしくない」新境地へと大胆に突き進み、その結果として「フランツらしい」ダンス…
90年代末に音楽活動をはじめ、ニュー・ファウンド・グローリーや、ファーザー・シームズ・フォーエヴァーに参加してきたクリス・キャラバがスタートしたダッシュボード・コンフェッショナル。00年代初頭にメインス…
前作『FREEDOMOSH』から11ヶ月ぶりに出る13thアルバム。過去最短のハイペースぶりを見ても、今届けたいこと、伝えたいことが溢れているのだろう。今作も意識が覚醒するスカパンクの圧倒的な高揚感を叩き付けると同…
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