UKのヒップホップ・シーンは、グライムを含めユニークな進化をしてきたが、一方でUSに比べ女性MCの活躍が制限されてきたのも悲しい哉、事実である。女に必要以上の努力を強いる土壌は、必然的にミズ・ダイナマイト…
97年のデビューから5年間で3枚のマルチプラチナ・アルバムを叩き出したクリードが、解散から7年の時を経てオリジナル・メンバーで再結成、大規模な全米ツアーと新作リリースで完全復活を果たした。ポスト・グラン…
パーフェクト! 女性シンガーによるエレポップは2008年のトレンドのひとつだったが、それを締めくくるにふさわしい作品である。アップビートなディスコ・チューンからシンフォニックなシンセのレイヤーが美しいバ…
新作間近のハドーケン!やジーズ・ニュー・ピューリタンズ、あるいは2ndへの期待高まるケイジャンといった00年代後半のUKシーンを彩った新世代の担い手達さえも後景へと押しやりかねないさらなる新たな才能の台頭…
rockin'on2010年1月号のジョン・ポール・ジョーンズ・インタビューは彼の新バンド、このゼム・クルックド・ヴァルチャーズのプロモーションとして貰った貴重な時間だったのだが、関係各所に無理を言って調整しても…
何故DIR EN GREYがROCKIN'ON JAPAN12月号に掲載されたのかは、ロングインタビューに書かれていると思うので、楽曲にフォーカスすると……カッコいい! 以上。え、乱暴すぎないかって? いやいや、最も海外で活躍…
椎名林檎の活動十周年を挟んで、再始動する東京事変。新シーズンに向けての第一投が、この新曲“能動的三分間”である。タイトルそのままラン・タイムは3分きっかり。文字通りの3分ポップスなのである。曲調は林檎…
ファーストは、青い暴力性と十代離れした文学性を原石のままぶちまけたガレージアルバムだったが、このセカンドでは、それがオリジナルのロックンロールの文体として一気に確立。こりゃ凄え。 9曲中7曲は、日常的…
ポエトリー・リーディング寸前までメロディの高揚を抑えたモノトーンの歌い回しとマシン・ビートっぽいハイブリッドな質感のアンサンブル。15年前のセカンドフライの後悔から9・11までが不穏にカットバックされる…
カバーではない純粋な新曲で言えば『光』から2年。アルバムで言えばもうすぐ5年(!)だ。長かった。そして、銀杏BOYZがいない間、彼らに代わるような存在はやっぱり出てはこなかった。1曲目“ボーイズ・オン・ザ…
洋邦という区別自体はどうでもいいけれど、やっぱり洋楽ってまだまだすごい!というのが一番分かりやすく見えるのは、サウンドトラックの世界である。もう少し広く言えば映像に対するポップ・ミュージックの使い方…
ファースト・シングル“アイ・ラブ・カレッジ”で突然登場したのが、これまでにまったくない新しいタイプの白人ラッパーである、このアッシャー・ロス。ある意味で、白人・黒人という位置づけとはまったく無関係に…
ディケイダンス所属ということで、オーナー=ピート・ウェンツの七光りだけで名を挙げてきたコブラ・スターシップ――おおっと、これ私が言ったんじゃなくて、こんな感じのタイトルの曲が今作に収録されてるんです…
米本国では初登場4位を記録した、カニエのレーベル、グッド・ミュージックからの新人キッド・カディのデビューアルバム。カニエ作品での客演で既にレールは敷かれていたとはいえ、カディのように明確に新しいスタイ…
ビートルズだけでなく、この秋は素晴らしいリマスター再発が数多く実現した。rockin'on12月号の特集記事でも触れたクラフトワークやヒカシューもそうだし、また、USインディー系のファンにはジーザス・リザードと…
表現者・安藤裕子には二つの顔がある。一つは私小説的な背景をもつ濃密なフレーズを、求心力のある歌声で表現するシンガーソングライターの顔。荒井由実らの系譜に連なる霊性豊かな音楽詩人として、彼女は多くの名…
北海道在住の4ピース、sleepy.abがメジャーレーベルへ移籍。そのニュースは驚きだった。地元の北海道を離れないところに象徴されているように、自分たちの環境とペースを守ることを大切にしているバンドだし、それ…
10年に一度の「ロックな声」を持つボーカリストの登場だと思う。ずいぶん前から、評判が評判を呼んでいた4人組ビートモーターズの初音源、ついに全国リリースである。まずは聴いて、フロントマン秋葉の野性味と優…
OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUNDを続けることで、TOSHI-LOWは変わった。BRAHMANで表現してきた怒りや葛藤とは対極にある優しさや穏やかさのような感情を、彼は今作ではためらうことなく出しているように思える。…
これまでよりも格段に大きなスケールで世界を捉えるようになり、それを前進と上昇にのみスパイラルするエネルギーへと転化することに成功したセカンドアルバム。大きく演奏やサウンドのスタイルを変えたわけではな…
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