《君がいた場所を見よう、見よう。/夜の商店街、眺め。》――前作シングル曲“そりゃそうだ”に続く、「中村一義の地元・『フラワーロード商店街』発、世界行き」的な楽曲である“モノアイ”。自らの部屋を後にし…
シンプルに研ぎ澄まされた温かくて新しい手触りのサウンドも、わかりやすい言葉で綴られる歌詞も、悪戯なアイロニー溢れるタイトルやジャケットも、金融恐慌と世界的不況が叫ばれる時代へのメッセージとしても、そ…
このバンドが現在のシーンのなかでどれだけ特別な存在なのか。このDVDを観てもらえば、一発で伝わると思う。アーケイド・ファイアが初めてとなる映像作品をリリースする。別になにか特別な瞬間やキャリアのハイラ…
「ケイジャン・ダンス・パーティ(以下CDP)の」ダニエルによるソロと思って聴くと、CDPとのあまりの音楽性の違いに一瞬驚くが(とはいえ、ボン・イヴァーがお気に入りだという昨年のインタビューを考えれば納得の…
レディオヘッドの前座を務めたことから日本ではその名前を知った人も多いかもしれない。ブルックリンを拠点に地元民に愛され、前作『イエロー・ハウス』で、大ブレイクを果たした4人組による今作は、今年最も待た…
やっぱりこれくらいの才能と度胸がないと「女傑」にはなれないんだと思う。ここ数年、数々の女性エレクトロ・ポップ・シンガーが登場してきたが、彼女のデビューは間違いなく最大のスケール感を持つ登場だろう。シ…
かつて「俺がアメリカについて誇れることといったら、アメリカがマリリン・マンソンというアーティストを生んだってことぐらいだな」と語ったマリリン・マンソンが、米大統領がジョージ・W・ブッシュからバラク・…
京都発のF.I.Bによる1stフル・アルバム。リリースからだいぶ時間が経っているので、私自身かなり聴き込んだし、今作に対する意見を耳にする機会もあった。その上で改めて思う。他のジャンルに比べて、先人から脈…
悔しいなぁ。音を、ライブの衝撃を、そのまま届けられないことがこんなに悔しいと思ったの、初めて。札幌発の、未完成VS新世界なる2人組のバンド。音源を聴いて色めき立ち、ライブを観て確信。コイツら、いい! …
今年2月のフォール・アウト・ボーイ来日公演でオープニング・アクトを務めたヘイ・マンデーのデビュー作。アルバム・リリース前の初来日にも拘わらず、ステージに登場した瞬間からオーディエンスの心をしっかり掴…
この新バンドに関する第一報が届いた時には、誰もが冗談みたいなラインナップと感じただろうが、だからこそ妙な企画先行などではなく、本当に自然な成り行きでなければ誕生しえなかったバンドだとも思う。今月号に…
正直、このバンドはファーストで終わるんじゃないかと疑ってかかっていた。2000年代初頭に乱立した幾多のガレージ・パンク・バンド達が、ガレージ・パンクの「ファスト、ロウ、ピュア」の三原則を一瞬で証明し、消…
前作『センド・アウェイ・ザ・タイガーズ』よりも純マニックス的であると同時に、一点のニヒリズムもない雄々しいロック・アルバムだ。「彼ら特有の批判精神が鳴りを潜めた」という意味ではない。常にロックを/シ…
前作『アメリカン・イディオット』で彼らが手にした圧倒的な成功と評価をもってすれば、どっしり構えた大人の、未来を祝福する大団円の良作を作ることも可能だったはずだ。世界を俯瞰して正しき道へと啓蒙する、そ…
「大器晩成」という言葉を、こっそり赤い二重線で訂正したくなった――そんな大きな可能性を秘めた19歳の3ピース・バンド、その名もAny。《砂場で拾った赤いシャベルで 君のカナシミをすくってあげたいな》――…
朴訥な歌と、朴訥なアレンジ。素材の美味しさが引き立つ、シンプルで飾り気のない音楽だ。結成は1999年、北海道にて。しかし、正式音源のリリースは約一年前。サカナクション、monobright、sleepy.abという同郷バ…
FoZZtoneのシングル『音楽』はデビューから2年が経過して大きな成長を遂げた彼らの清々しい1枚。彼らのいいところは渡曾将士(Vo/G)が手がける楽曲の、日常感がありつつもそれをクールに描くセンス。そしてそれ…
昨年、立て続けのリリースと初の全国ツアーで、名実共にこれからのロック・シーンを担う重要バンドの地位を揺ぎ無いものにしたニコ。その余韻が続いていたからうっかりしていたが、気付けばこのシングルは今年初、…
なんで誰も書かないんだろう、と常々思ってるんだけど、カエラは「歌」の人だ。キッチュな言葉遊びでも、自分の心の迷いや憂いを呟いても、熱量やウェットさを1mmも感じさせないクリアな声質。「歌姫」と称される…
『めざにゅ〜』のテーマ・ソングとして既にO.A.されている斉藤和義のニュー・シングル。ユニークなリフを用いたルーズなロックン・ロールで、《月曜日の朝だ 夜が負けた 太陽の勝ちだ》と歌い出される。《夜が負…
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