18年の『Tha Carter V』以来となる、リル・ウェインの新作。ウェインは古巣のキャッシュ・マネーと4年越しで対立が続き、すでに出来ていた『Tha Carter V』のリリースを拒み続けていたが、ウェインから起こしてい…
ホントに働き者、というかワーカホリックぶりが全開しているノエル・ギャラガーの最新EP。長期にわたるツアーからは離れたいとの発言もあったものの、絶対出来ない人だと思うが、それはさておき今回のEPも大充実…
スウェーデン出身のエレクトロ・デュオで、2014年発表のシングル曲“Runaway(U&I)”の大ヒットをきっかけとし、一気にブレイクを果たしたギャランティス。日本でもフジロックやULTRA JAPANへの出演を経て、18年に…
2016年に20年ぶりのオリジナル新作をリリースしたディジー・ミズ・リジーの復活第2弾『オルター・エコー』は、今の時代に挑戦的な内容となっている。全10曲の収録時間は約46分。後半を占めるのは5曲23分の組曲“…
アルバム『ANTI』以来のリリースとなる両A面シングル。“BELIEVING IN MYSELF”は、東京マラソンのレースディレクター・早野忠昭氏とHYDEの対談をきっかけに書き下ろされた、東京マラソン2020のイメージソングだ。…
ビクターに所属していた時期の曲を集めた作品が2種類(両作品とグッズ類を同梱したものを含めると3種類)リリースされる。『Best Selection Album of Victor Years』に関しては、シングルの表題曲を中心としつつ、…
茂木欣一(Dr)責任編集の、デビュー30周年記念ベストアルバム。スカパラがエイベックスに移籍した1998年以降の曲からセレクトされた3枚組。1枚目と2枚目はゲストを迎えての……いや、迎えずにメンバーがボーカル…
2014年にジャック・ブルースが逝き、昨年はジンジャー・ベイカーまで亡くなった。エリック・クラプトンは今年2月にベイカーの追悼公演を行い、彼ら3人で生み出したクリームの曲を演奏した。その報道に接した直後…
昨年3枚目『ワッツ・イット・ライク・オーヴァー・ゼア?』を全英チャートトップ10に送り込み好調ぶりを示したサーカ・ウェーヴスの新作が早くも登場。アルバムはふたつのパートに分かれており、まず「Happy」パ…
グラミー賞ノミネート作『アワー・ラヴ』以来約5年ぶりのアルバム。先行シングル“ホーム”では、70年代の女性R&Bシンガー、グロリア・バーンズの同名曲と、大ネタの定番として知られるメルヴィン・ブリスの“Syn…
当初は「シングルのB面想定」だったというテキサス出身アーティスト同士のコラボレーションが、そのまま独立したEPとしての世界観と妖力を備えるまでに至ったのは、ある意味必然と言える。エキゾチックな異次元ソ…
1983年の結成だから、今年で37周年を迎えることになるザ・フレーミング・リップス。多くの同期/後輩バンドが解散へ追い込まれていくのを尻目に、ウェイン・コインと愉快な仲間たちは、ほとんど休むこともなく精…
実際には“ALRIGHT”がTHE YELLOW MONKEY復活の号砲として鳴り渡ることになったが、2016年のバンド再始動に際し、当初「再始動第一弾」の役割を託されるべく生まれたのは、ミディアムテンポのバラード“未来はみな…
楽曲の総再生回数が35億回超えというとてつもない記録を打ち立て、一昨年にはプレイリスト的に随時追加されていったコンピ『I Met You When I Was 18.』をリリースと、デビュー・アルバム前に既にその名をシーン…
改めて絶好調だね、と声をかけたくなる『トラディショナル・テクニークス』と題された元ペイヴメント、スティーヴン・マルクマスの新作だ。長年の相棒グループ、ジックスとの『スパークル・ハード』(18年)、そ…
15年の『パーパス』から5年ぶりとなるジャスティン・ビーバーの新作。前作をリリースした当時は数週間に一度のペースで大々的にゴシップ・ニュースを賑わせるような一悶着をどこかしらで起こしている、そんなお騒…
秋田ひろむの咳払いの後、《応答せよ》という言葉が「出口無きそれぞれの地獄たち」に向けて放たれる“拒否オロジー”。一大サーガが始まるかのごとくスペクタルなオープニングで、《檻を蹴破れ》と革命に狼煙をあ…
エールとしての現状最後の音源となっているサントラ『ミュージック・フォー・ミュージアム』が2014年(編集盤としては2016年にベスト盤をリリース)と気が付けば6年の月日が流れているが、ニコラ・ゴダンは相方の…
昨年『ウェザー』で女性ボーカルを大々的にフィーチャーし、その叙情的なサウンドスケープを更新したティコ。本作は、その『ウェザー』の楽曲を一部再収録しつつ、全編インスト・トラックで統一したアルバムだ。…
3月4日にデジタルリリースされるヨルシカの新曲“夜行”。これはただの新曲ではない。何せ、『だから僕は音楽を辞めた』と『エルマ』という2枚のアルバムによって、青年エイミーと少女エルマによる長く深い音楽と…
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