デビュー・アルバム『ディスグレイスランド』から“フー・ニーズ・ユー”がiPad Air 2のCM曲に起用されたかと思えば、休止期間明けの昨春ダラス公演では舞台上でエンジニアと大立ち回りを演じたり――と話題性に事…
2013年の『We Are the 21st Century Ambassadors of Peace & Magic』では70年代ロックのツボをちりばめたリフやメロを再構成していくという離れ業を披露して一躍注目されたフォクシジェン。前作『…And Star Power…
年明けに思いっきり興奮した来日ニュースが、このポーター・ロビンソン&マデオンの「シェルター・ライヴ・ツアー」であった。順を追って説明すると、この米仏の若きエレクトロニック・ミュージック2大巨頭が共作曲…
2012年にデビューして以降の5年間の軌跡を辿れるベストアルバム。様々な曲を聴いて実感させられるのは、家入レオの歌声が持っている桁外れの魅力だ。音程、リズム感、声量など、シンガーを評価する上でのポイント…
永遠なんて存在しないからこそ「一秒」を大切に積み重ねていきたい、という切実な願いを疾走感に乗せる“Catch the Moment”(劇場版『ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』主題歌)を聴いて思い…
TVアニメ『3月のライオン』第2クールのエンディングテーマとなったのは、この“orion”。YUKIが歌うオープニンテーマが、未来へと力強く歩いていく決意を歌ったものであるのに対し、米津玄師によるエンディングは…
結成10周年を総括するベスト盤でありながら、まるで自己新記録を刻むような作品だ。ファン投票を反映した選曲と新曲2曲を含めた2枚組36曲。デビューアルバムのオープニング曲だった鉄板の“SCANDAL BABY”がファン…
サハラ砂漠の遊牧民族トゥアレグ族のミュージシャン集団、ティナリウェンの新作。もともとマリの内戦で反政府側についたトゥアレグ族は北アフリカを転々とし、リーダー格のイブラヒム・アグ・アルハビブはそうした…
2013年『ヘジテイション・マークス』以来となるNINの5曲入りEP『ノット・ジ・アクチュアル・イヴェンツ』が発表されたのは、2016年クリスマス休暇が始まろうという時。ロマンチックな雰囲気もノスタルジックな気分…
待望の日本開催も大盛況という回顧展『DAVID BOWIE is』を軸に、ボウイ騒ぎは衰えるどころか、さらに熱気を増しているようで、書店には各種の増刊、特集本が山積みにされている。死後1年を経てもこんな状況を生む…
『サージェント・ペパーズ~』カヴァーや元ディズニー・スター:マイリー・サイラスとの意外な共演といった企画色の強いプロジェクトを経て、4年ぶりになるオリジナル・アルバム。 マイリーはここでもデュエット…
先頃にはニュー・アルバム『÷(ディバイド)』の世界同時リリース(つまり日本盤も)が3月3日とアナウンスされたところだが、それに先行して年明けにエド・シーランの新曲2曲が発表された。UKチャートでは1位・2…
ご存知エル・Pとキラー・マイクの極悪コンビ=ラン・ザ・ジュエルズの3作目。2014年にフリー・ダウンロードでリリースされた前作は、様々なメディアの年間ベストで軒並み上位にランクインを果たし(ローリング・ス…
初めて“愛を両手に”を耳にしたのは昨年のツアー「Second line & Acoustic collection II」だった。最愛の祖母が亡くなる直前、意思の疎通を図ることが難しくなってしまった時に作った、とのMCから披露されたバラ…
冒頭の“THE EDGE”のストーンズ直系リフワークから“HELLO”のハードロック的爆走感へと至る展開の時点で、これまでのTHE BAWDIESとはまるで異なる獰猛な佇まいのロックンロールアルバムであることを誰もが感じる…
GOOD ON THE REELの音楽の魅力は「ムードの描写」とでも言うべき部分にある。現実世界での人間の感情が、「喜怒哀楽」という4つの分類にキッチリ収まるものではないことは、誰もがよく知っているだろう。楽しいけ…
前作『UMA』は半数以上の曲が海外のトラックメイカーとの共作だった。今作は全曲ケンモチヒデフミのオリジナル曲によるフルアルバムである。 音楽的な個性やパターンはある程度確立されている人たちだけに、画期…
4枚目となる2年ぶりのニュー・アルバム。この間、メンバーの死去や脱退に見舞われ、活動の継続も危ぶまれた彼ら。しかし、残されたふたりは高校の同級生だった新メンバーを迎えてバンドを再編。これは新体制による…
元ギャロウズのフロントマンだったフランク・カーターが、ラトルスネイクスを率いて2015年に出したデビュー・アルバムは衝撃的だった。野太いハードコア・パンクに乗せた強烈な言葉を浴びせられてるうちに「そうだ…
今作のUKオリジナル・ヴァージョンのリリースから実に2年半、USリイシュー盤から数えても1年のビハインドを経てはいるものの、2月の来日を前にザ・ストラッツの日本デビューがついに実現! クイーンとストーンズ…
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