昨年の武道館公演で会場限定リリースされたシングル『We’re Just Waiting 4 You』を除くと、アルバム『ANTITHESE』以来約1年ぶりとなる新作音源。マイファスには不敵な発言で自らの活動を追い込んでゆく姿勢が見…
先生のような「教え」、文学のような「美しさ」といった、ちょっぴり難しさを孕んだ日本語詞を、メロディックパンクやミクスチャーロック育ちの曲にのせて、キッズの心にすうっと染み込ませるという、革新的なスタ…
RACことアンドレ・アレン・アンホスは、グラミー賞受賞歴もあるポルトガル出身のプロデューサー。U2やニュー・オーダーからガガやラナ・デル・レイ、フェニックスやヤー・ヤー・ヤーズまで数々のリミックス・ワー…
初めてニトロデイの音源を聴いた時、とんでもなく衝撃を受けた。それはRO69JACK 2016 for COUNTDOWN JAPANの選考段階で一般公開された音源だった。ウェブで聴けるすべての応募者の中で、この横浜出身現役高校生た…
04年に行われたワイト島フェスにおけるザ・フーのヘッドライナー出演の全貌をとらえた映像作品。さまざまあるザ・フーのライブ作品の中でなぜ特にこの作品を観るべきなのか。それはまず映像がきれいだからだ。00年…
米、魚、きのこの山とたけのこの里、岩下の新生姜、ラーメン二郎――主食からおやつまであらゆる美味しい食べ物を絶賛し、7弦ギターと5弦ベースが唸り散らすラウドサウンドに乗せて聴く者の食欲を刺激し続けてきた…
英レディング出身の4ピース、サンダラ・カルマのデビュー・アルバムの日本盤がようやくリリース。彼らはキャットフィッシュやブロッサムズのブレイクで勢力図が塗り替えられつつあるUKインディ・ロックのネクスト…
りょーめー(Vo)の体調不良により1年半活動を休止、復活ツアー後に『Live to BAKUDANIUS』と題し、今年2月にライブアルバムをリリースした爆弾ジョニー。この中のほぼ新曲の作品は、気迫に満ちた演奏で、ファンの…
鏡の如く研ぎ澄まされたピアノポップスのアンサンブルと川谷絵音(Vo・G)のファルセットが眩しく乱反射し合う“見せかけのラブソング”。ブルータルなリフワークと浮遊感に満ちたコーラスワークが妖しく渦を巻い…
KANA-BOONならではの風味として挙げられることは様々だが、特筆すべきポイントのひとつは「少年性」ではないだろうか。何を描いたとしても不思議と醸し出される瑞々しさを、このバンドは持っている。“バトンロー…
音楽家に限った話ではなく「才能」という極めて曖昧な概念の正体は、それぞれの表現者がどんな感覚を過剰なまでに研ぎ澄ませ、それをいかに独立した手つきで形象化できるかのことだと思う。生まれ持った天賦の才は…
いよいよのニューアルバム『TYCOON』リリースも待ち遠しいUVERworldだが、それに先がけてのシングル表題曲は、実写版映画『銀魂』の主題歌としての書き下ろし。猛々しいハーモニーコーラスを経てハイブリッドなサ…
驚くほど濃密なドリーム・ポップ感あふれる“ハーフウェイ・ホーム”しかり、ノイジーなリフとリズムがやがてパステル・カラーのダンス・ポップへと昇華されていく “ヴァニティ・ペイル・キッズ ”しかり、荘厳な…
タイトルの「メロウ」という単語はスムーズな/豊かなという意味以外にも成熟や円熟という言葉を想起させる。前作『Sensuous』が文字どおり五感に訴えかけるような音の驚きに満ちた作品だったのとは対照的に、本作…
今年上半期の私的ベストライブは、フォーリミ初の日本武道館公演だ。英語詞のメロディックパンクを出発点に、日本語詞を含めた幅広い楽曲にトライしてきた彼らの総決算的ショウにひどく感動した。その余韻いまだ冷…
先月末にイギリスの音楽番組に出演したハイムを観た時は正直驚いた。Tシャツ+ホット・パンツというあの「やんちゃなカリフォルニア娘」ルックからボビー・ジェントリーを思わせるブラウス+革スラックス姿へとい…
《きみはおんがくを中途半端に辞めた。》という鮮烈な歌い出しの“リッケンバッカー”が話題を集め、YouTubeの再生回数が130万回を突破したリーガルリリー。2ndミニアルバム『the Radio』を聴くと、つくづく彼女た…
ライブ映像やツアードキュメンタリーなどが収録されたお馴染みの映像作品シリーズで、今回は「The World’s On Fire TOUR 2016」からポートメッセなごやでの追加公演の模様を伝えている。このツアーはライブハウス…
全会場ソールドアウトとなったツアーファイナルで、ソニーミュージック傘下に自らのレーベル「F.C.L.S.」を設立することを発表。これが第一弾リリースとなるシングルである。すでに新人とは言いがたい実績とプレゼ…
ハイム 『サムシング・トゥ・テル・ユー』 7月7日発売 ハイムのようなバンドがセカンド・アルバムを作るとしたら、恐らくこの『サムシング・トゥ・テル・ユー』のような一作に仕上げることが正解なのだと思う。…
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