昨年、再始動を発表したGalileo Galileiの、7年ぶりとなるフルアルバム。かつて、その身がヒリついていないか?と思うほどに音楽的な脱皮を繰り返していたバンドだから、年齢を重ねた再始動のタイミングでの変化は…
坂本真綾11枚目となるフルアルバムは、前作『今日だけの音楽』に続き、多彩なクリエイターを招いたコンセプトアルバム。「人々の記憶を管理する巨大な図書館で、廃棄された記憶を回収する少年」を主人公に、少年が…
LiSAの“紅蓮華”から始まり、Aimerの“残響散歌”など、作品世界とがっちりタッグを組むことで名曲を世に送り出してきた『鬼滅の刃』。毎回、アニメとともに主題歌にも高まる期待を背負い、「刀鍛冶の里編」ではM…
アルバム『But wait. Cats?』を引っ提げた全国ホールツアー・東名阪アリーナツアーの締め括りとなった、2022年12月8日のファイナル公演を収録した映像作品。ガイドライン改定を受け、オーディエンスの声出しが条件…
ライブとはアーティストの生き様が如実に表れる場所なのだとあらためて思い知る。2011年から2022年までのワンマンライブの模様、インタビューなどの特集企画、ソロデビュー10周年ツアー最終日の模様などを通して、…
昨秋から洋楽カバーのデジタルシングルを発表してきたシンガーソングライターのlukiが、カバーシリーズをミニアルバムとして纏め上げた。なおこの4月には本作と同タイトルのワンマンライブを開催しており、CDはラ…
この曲が初披露されたライブにいたのだが、ディストーションの渦に飲み込まれるようなアウトロに向けて1コーラスごとに表情を変える壮大なサウンドスケープに、クボタカイの新境地を見た。プロデュースは“ピアス…
マルシィの最新シングルは、失った恋、その追憶を慈しむように丁寧に歌い上げる彼らの真骨頂ともいえるロックバラードだ。愛していた、そしてどうやら今も愛しているかつての恋人のことを、《触れることはもう出来…
TVアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』EDテーマで、作詞作曲プロデュースを凛として時雨のTKが務める楽曲。まず、3分36秒という尺の中に一体何曲分だろうかというアイデアがちりばめられ、これでもかと多様に展…
前作『Actor』から約1年4ヶ月ぶりの新作アルバム。メンバー全員が作曲を手がけ、個性豊かな楽曲を生み出していくというのが緑黄色社会の面白さで、そのバンドの強みを実感させられたのが『Actor』であった。今作で…
常田大希のコメントによると、彼と椎名林檎は、2019年頃からリリースの予定もなく一緒に曲を作っていたそうで、今回『地獄楽』のアニメ化にあたって彼にOPテーマのオファーがあり、「これはピッタリの機会じゃない…
ロックが時代との親和性を増す中で、常にロックの衝撃と異物として己の爆音と咆哮を鳴らし続け、その一撃必殺の戦慄にとってむしろ、時代に強烈に求められる存在で居続けた凛として時雨。前作『#5』から約5年の時…
洗練されたムードを持ちながらも泥くさく、知的かつ人懐こい。音楽へのピュアな好奇心が溢れる演奏と、「自分自身との対話」を歌う情感豊かなボーカルが、我々の心に情熱の灯をともす。 バンド初のCD作品は、昨年…
今年1月のシングル“名前は片想い”は見事バイラルヒットとなり、4月には『蒼の音』『朱の音』という2編のベストセレクトプレイリストを公開したindigo la End。間を置かず届けられた新曲“瞳のアドリブ”は、表面…
ドラマ『unknown』の主題歌として書き下ろされたニューシングル。ドラマサイドから提案された「絶望的なラブソング」というキーワードが起点になっているというが、それを《金縛りのように 身動き取れない 得体…
えも言われぬ心模様にフォーカスし、それをストップモーション映像のように拡大抽出する瑞々しいポップソングの数々。2019年に福岡で結成された4人組バンドのDeep Sea Diving Clubは、絶え間ない時の流れに押し流…
「ファンタジーを創るバンド」を掲げる4人組・クジラ夜の街のメジャーデビュー作。ひとたび再生ボタンを押せば、“時間旅行 (Prelude)”の予測不能な展開と愉快なフレーズに一気にクジラワールドに誘われる。過…
バンドが新たなフェーズに入ったことを確信させる新曲が完成した。昨年1月にリリースされた10枚目のフルアルバム『MIRROR』も内省性やアート性を追求した彼女たちの新機軸的作品となったが、今作にはそのテイスト…
表題曲はTVアニメ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』Season2 OPテーマ。これまでもアニメのタイアップ曲をいくつも担当してきたyamaだが、驚くほどのスピードで活動のスケールが広がっているのは、yamaが肉体性と神…
直木賞作家4人が原作小説を手掛け、YOASOBIが楽曲を書き下ろすという「はじめての」プロジェクトの集大成となるのが本作だ。ぜひ原作小説をじっくり読んだうえで楽曲を聴いてもらいたいのだが、四者いずれも長いキ…
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