初のYouTube生配信ライブでも見せてくれた「ありのままのバンド」と「本当に大切なもの」
文＝高橋美穂 撮影＝石井麻木
ここ数ヶ月、コロナ禍においても、様々なフェスやバンドがオンラインで楽しめる企画を見せてくれているが、8月19日、なんとELLEGARDENが動いた。8月28日に「ELLEGARDEN 2020 YouTube生配信」を開催することを発表したのだ！ 細美武士（Vo・G）はブログで「ELLEGARDENの今年のライブが新型コロナウィルスの影響で全部中止になってしまい、再会を楽しみにしてくれてたみんなへのご挨拶がしたかった」と説明。確かに、2018年の活動再開後、各地のフェスに出演するようになっていた彼らも、このコロナ禍で立ち止まらざるを得ない状況になっていた。なお、その内容は、公式サイトに「90分程度を予定」と記されていた以外は、これまた細美のブログの言葉を借りると「蓋を開けてみてのお楽しみ」。さあ、どんな生配信だったのか……少なくとも私には、序盤は意外にも感じたけれど、時間が経つごとにいろいろと思い出されてきて、結果的には彼らの、あらゆる意味での本質が覗くパフォーマンスになったように見えた。
最大同時視聴者数は約21万、総視聴回数は約83万、Twitterトレンドは国内1位、世界4位。これらの数字からも、破格の注目を集めたことがわかると思う。当日のSuper Chat（投げ銭）からは、視聴者の歓喜も手に取るように伝わってきた。アーカイブが残っていないので、このレポートで、あの特別な夜を届けたい。（以下、本誌記事に続く）
（『ROCKIN'ON JAPAN』2020年11月号より抜粋）
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『ROCKIN'ON JAPAN』2020年11月号
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