現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』11月号にMONOEYESが登場!アルバム作る前の段階でみんなで話してたのは、もうとにかく攻めようと。みんながポカーンとするぐらい突き抜けたことやりてえよなって
3年ぶり、3作目のアルバム『Between the Black and Gray』完成! コロナの中、ロック最強の勇者はどんな音と言葉を放つのか?
インタビュー=山崎洋一郎 撮影=中野敬久
極上のロックアルバムだ。曲の世界観は陰影が増して、グルーヴも太くなり、サウンドはタイトに鋭くなって、歌詞のメッセージはよりリアルになった。
細美武士の、「これまでのMONOEYESって、もう少し軽いノリだったじゃん、それがわりと、バンドに対する本気度みたいなのが、ギアが1個上がって作って。それがそのまま形にできた」という言葉通りの、まさにそういうアルバムがMONOEYESの3rdアルバム『Between the Black and Gray』だ。
バンドの熱さ、ストレートさは変わらないが、詞のテーマ、歌に込められた感情、演奏の濃密さは過去の2枚とは趣がやや違う。今の時代に誰も開けようとしないロックの扉――ロックバンドですら開けなくなったロックの扉を久々に開けたような、90年代オルタナロックが現代に息を吹き返して、しかもアップデートされたような強力なアルバムだ。
ELLEGARDEN、the HIATUS、MONOEYESという、それぞれ性格も能力も異なる3バンドを、ソングライター/シンガーとしてそれぞれ常にMAXで駆動させる細美武士の音楽冒険心はいつもすごいと思うが、このMONOEYESのニューアルバムにはその姿勢がさらにはっきりと表れている。
コロナ禍の中、このアルバムがどのようにして生まれたのか、メンバー4人に語ってもらった。(山崎洋一郎)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2020年11月号より抜粋)
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