SPARK!!SOUND!!SHOW!!、超カオスなキラーチューンで更なる快進撃へ

SPARK!!SOUND!!SHOW!!、超カオスなキラーチューンで更なる快進撃へ
『ROCKIN'ON JAPAN』最新号(2020年12月号)New Comerより

ここ数年、ライブハウス界隈で「スサシがヤバい」というワードがジワジワと広がっていた感があるが、それがはっきりとした実体を伴ってきている。2019年は「SATANIC CARNIVAL'19」や「京都大作戦2019」、「RUSH BALL 2019」などの大型フェスに出演。その、ハードコア、エレクトロ、ヒップホップ、ラウド、メロディック、メタルといった多様なジャンルがカオティックに混在するハイブリッドな音にやられた聴き手も多いはず。

今年9月に配信リリースした『スサ死 e.p.』はiTunes総合チャートで8位を獲得。いよいよ!という気運が高まる中、11月4日にリリースされたのがシングル『STEAL!!』だ。アートワーク全般を手掛けているのは、引き続きPERIMETRON所属の気鋭のディレクターズユニット、Margt。


表題曲“STEAL!!”はテレビアニメ『アクダマドライブ』のオープニングテーマ曲で、ラガマフィン調のラップから始まり、一気にカオスに雪崩れ込む。ラウドなバンドアンサンブルと、銃弾のように撃ち乱れる膨大な量のデジタル音、複数のメンバーによる英語と日本語が混ざった語感の気持ちいい歌詞と、情報量多すぎ!な状態においてすべての音が容赦なくぶつかりあい、右肩上がりにピークを更新していくようなキラーチューンだ。超カオティックだが、《kiss me oh kiss me/kiss me oh demon/kiss me oh kiss me/steal the world》に代表されるサビの歌メロはしっかりキャッチーで、痛快極まりない約2分半のスサシ・ワールドが展開される。これは決定打だろう。

2021年1月16日からはワンマンライブツアー「SPARK!!SOUND!!SHOW!! 2021 TOUR "HAPPY BIRTH DIE"」を開催予定。新型コロナウイルス感染拡大防止のガイドラインに沿いながら、スサシなりの新しいエンターテインメントを提案するという。この有無を言わさないエナジーがスパークした表現がさらに拡大されるのが楽しみだ。(小松香里)


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