plentyが再始動するという報せは、巷のエンタメニュースとしてどれほどの大きさだったのかはちょっとわからないけれども、plentyを知ってる者にとっては大きな驚きであり、plentyの作品と向き合って生きてきた者にとっては震えるような、細胞が沸き立つような動揺に見舞われる報せだった。plentyは背負った十字架じゃなくて、自分が間違いないって作った自分の曲なんだって
plentyと僕らリスナーの関係性は、先を行くアーティストとそれを追いかけるフォロワーという関係ではなかった。歌う江沼郁弥の呼吸の苦しさと同じ胸の苦しさを抱きながら曲を聴き、江沼と同じ孤独を自分の中に確かめることで自らの真の現在地を確認する、そんな抜き差しならない関係だった。だからplentyの解散とは、そういう関係性の終わりをも意味していた。
解散から約8年半、江沼はどういう心の経緯を辿ってこの再始動を決意したのだろう。
インタビュー=山崎洋一郎 写真=岡田貴之
(『ROCKIN'ON JAPAN』2026年5月号より抜粋)
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