ザ・クロマニヨンズ、期待どおりで期待以上の、最新ツアー序盤戦

ザ・クロマニヨンズ、期待どおりで期待以上の、最新ツアー序盤戦

マーシーの別動プロジェクト=ましまろもあったけど、いざ蓋を開けてみれば新作ツアーは前回の60本を凌ぐ70公演のスケジュールであり、その4公演目にあたる赤坂BLITZ。ヒロト曰く「思ったよりも上手くいってます。プロの人が言うことじゃないけど、練習してきて良かった」とのこと。

大火力で一気に料理するスリリングなステージなのに、深い味わいとコクがある。シンプルに見えて、ロックンロール史60年の知恵と熟成が効いている。新作曲をがっつりプレイするのはいつも通りだが、ザ・クロマニヨンズのロングツアーが面白いのは、ここからファンのレスポンスが練り込まれて楽曲がさらに想像を越える一品へと成長してゆくことだ。必然のスケジュールなのである。

低音の強烈なアタックがちょっとこもって響いてしまうところもあったものの、“這う”はめちゃめちゃカッコいいロックソングで、しかも面白い成長を遂げそうな予感まで抱かせるナンバーだった。オーディエンスが自由に楽しむほど、曲は伸び伸びと成長する。ネタバレは控えめで、ライヴレポート書きます。(小池宏和)
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