【JAPAN最新号】星野 源、ソロ10周年記念ライブ――10年越しの「この日」「この場所」で出会えた幸せとはなんだったのか? そのすべて

【JAPAN最新号】星野 源、ソロ10周年記念ライブ――10年越しの「この日」「この場所」で出会えた幸せとはなんだったのか? そのすべて
現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』9月号に、星野源が7月12日にソロ10周年記念として行った配信ライブのレポートを掲載!

10年越しの「この日」「この場所」で出会えた幸せとはなんだったのか?
ソロ10周年記念、渋谷クアトロからの配信ライブ、そのすべてを徹底レポート!

文=杉浦美恵 撮影=西槇太一


何度も何度も繰り返し観たいと思うショーだった。「Gen Hoshino’s 10th Anniversary Concert “Gratitude”」と題して、7月12日、渋谷クラブクアトロにて、無観客で行った配信ライブ。星野源は今年ソロ活動をスタートしてちょうど10年のアニバーサリーイヤーを迎えたのだが、まさに10年前の同じ日に、このクアトロで星野は初のソロワンマンライブを行っている。そういう意味もあり、この日は10年前を振り返るような、あるいは、この10年間を遡っていくようなライブになるのかとか、あれこれ事前に予想したりもしていたが、蓋を開けてみれば、そこに展開されたのはこれまで体感したことのないエンターテインメントだった。これまでのライブやツアーでも、星野の場合はただ音楽を生で演奏するだけではなく、様々に趣向を凝らした演出でショーアップしたステージを楽しませてきてくれた。その地続きにありながらも、今回の配信ライブは、究極の「ステイホーム対応型ライブエンターテインメント」とでも呼びたくなるような、まったく新しい感覚のコンテンツだったのだ。

さらに言えば、オンタイムでの配信後には一定期間アーカイブを何度でも遡って鑑賞することができたし、そういった意味ではライブ映像作品を楽しむような趣もありつつ、でもやはり画面越しでも躍動感と瞬発力をバンバン感じるし、しかも楽しみ方は人それぞれで、自宅でイヤホンをしてPCでじっくり堪能するのもよし、家族で大きな画面で観るのもよし、家事をしながら、また仕事帰りの移動中にスマホで観ながら、というのでも構わない。そんなカジュアルさもあって、通常のライブほど敷居も高くないし、もちろんチケット争奪戦だってない。開演時間に間に合わなくても、あとから遡って観ることもできるのだし、なんならテレビ番組の録画予約よりもハードルが低い。そう考えると、配信ライブのメリットである、こうしたある種の気楽さ、気負いのなさを、彼ははじめから見抜いていたのかもしれないなと思う。(以下、本誌記事に続く)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2020年9月号より抜粋)


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【JAPAN最新号】星野 源、ソロ10周年記念ライブ――10年越しの「この日」「この場所」で出会えた幸せとはなんだったのか? そのすべて - 『ROCKIN'ON JAPAN』2020年9月号『ROCKIN'ON JAPAN』2020年9月号
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