【JAPAN最新号】BiSH、3.5thアルバム『LETTERS』全曲解説インタビュー。なぜ今、僕たちは彼女たちに泣けるのか、その理由を6人と共に解く

【JAPAN最新号】BiSH、3.5thアルバム『LETTERS』全曲解説インタビュー。なぜ今、僕たちは彼女たちに泣けるのか、その理由を6人と共に解く

ストレートすぎるぐらいポジティブに聴こえるし、歌っててもすっきりする。これは初めてですね。「こんなBiSHあるんだ」って(アイナ・ジ・エンド)

現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』9月号にBiSHが登場!

3.5thアルバム『LETTERS』全曲解説インタビュー
なぜ今、僕たちはBiSHに泣けるのか、その理由を6人と共に解く

インタビュー=小川智宏 撮影=YAMA ⼭添雄彦


7月8日にリリースされた初のベストアルバム『FOR LiVE -BiSH BEST-』と、7月22日にリリースされた「メジャー3.5thアルバム」となる『LETTERS』。パンデミック状況下でライブもできないなか、BiSHが自分たちのアクションとして選んだのが、緊急でこの2作品をリリースするということだった。レコード会社と事務所の収益のすべてを全国のライブハウスに寄付するチャリティアルバムとなったベストと、会いたいけど会えない状況で伝えたいメッセージをひたすらに詰め込んだ3.5枚目のアルバム。どちらも素晴らしい。何が素晴らしいかというと、ひとつには、この2作が明確に「社会」や「世の中」への働きかけとして、あるいはメッセージとして作られているということ。どんどん大きな存在になり、視野が広がっている今のBiSHだからこそそれが意味をもつし、今のBiSHだからこそストレートにそこに向かうことができた。そしてもうひとつは、こちらがより大切だと思うのだが、その「今」が、この5年間のBiSHの物語として完璧な必然のうえに成り立っているということだ。BiSHが闘い、傷つき、もがき、苦しみ、それと同時に喜び、感動し、興奮してきた歩みのすべてが、ここに直結している。ベストを聴いたうえで『LETTERS』を聴くと、ああ、BiSHはここに向かってまっすぐに突き進んできたんだなあ、と深く感動する。

ストレートに今を生きる人々に言葉とメロディを届ける“LETTERS”、アユニ・Dの思いがすべて注ぎ込まれた“スーパーヒーローミュージック”、そしてセントチヒロ・チッチが作詞した、BiSHとファンの新たなアンセム“I’m waiting for my dawn”。どの曲も、BiSHが何を守り救うのか、そしてBiSHが何に守られ救われてきたのかを堂々とポジティブに歌いきっている。これは強くなったBiSHと僕たちの新たな約束だ。今回はその大事なアルバムの1曲1曲についてじっくり語ってもらった。この曲たちがライブで分かち合われる日をイメージしながら読んでほしい。(小川智宏)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2020年9月号より抜粋)


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【JAPAN最新号】BiSH、3.5thアルバム『LETTERS』全曲解説インタビュー。なぜ今、僕たちは彼女たちに泣けるのか、その理由を6人と共に解く - 『ROCKIN'ON JAPAN』2020年9月号『ROCKIN'ON JAPAN』2020年9月号
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