現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』9月号にOfficial髭男dismが登場!僕にとっては3曲とも人生の教訓のように思います
ロックな新作『HELLO EP』リリース! メンバー4人で語った、それぞれの曲への思い、そしてツアー延期後の日々
インタビュー=山崎洋一郎
去年の超大ヒットアルバム『Traveler』(念の為に言っとくけど、これがメジャーファーストアルバム)を経ての今年のシングル“I LOVE...”がこれまたしっかりとヒット。安心した(藤原・談)のもつかの間、コロナ禍でアリーナツアーが延期になってしまってファンともどもガックリ、という試練も乗り越えての、ニューEPが届いた。
4曲とも曲調もメッセージもそれぞれ異なるが、インディー時代の曲を再録した“夏模様の猫”以外の新曲3曲はすごく「ロック感」が前面に出ている。「ロック感」とは言っても、“HELLO”はぶりぶりのシンセ音と力強いビートが、“Laughter”はヘヴィなエレキのリフと陰りある藤原の歌声が、“パラボラ”は揺るぎない意志を再確認する歌詞が、というふうにそれぞれの「ロック感」であって、そこが自由な挑戦を続けるヒゲダンらしいと思う。
そして、ロック感が打ち出されているからこそ、メロディはそれをさらに包み込むほどパワーアップして、それをさらにメンバーそれぞれがアレンジやプレイでブラッシュアップしていて、驚くほどのスケールアップ感が感じられるEPになっている。(山崎洋一郎)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2020年9月号より抜粋)
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