【JAPAN最新号】あいみょん、ひとり野音のステージに立つ。「最初で最後」の無観客ライブにあったもの、そのすべて――そして、最新アルバム最速レビュー!

【JAPAN最新号】あいみょん、ひとり野音のステージに立つ。「最初で最後」の無観客ライブにあったもの、そのすべて――そして、最新アルバム最速レビュー!
現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』9月号にあいみょんの配信ライブのレポートとアルバム最速レビューを掲載!

ひとり野音のステージに立つ
「最初で最後」の無観客ライブにあったもの、そのすべて
――そして、最新アルバム最速レビュー!

文=杉浦美恵 撮影=永峰拓也


「AIMYON 弾き語りTOUR 2020 “風とリボン”」は、本来ならば今年4月から5月にかけて開催される予定だったツアー。それがこのコロナ禍で延期となってしまい、残念な思いをしている人も多かったことだろう。そんな気持ちを受け止めるかのように、7月5日に弾き語りでの無観客配信ライブを行ったあいみょん。45分というコンパクトなセットながら、彼女の思いが濃縮された、非常にエモーショナルな時間だった。あいみょんが立つステージがどこの会場なのかは事前には公表されていなかったのだが、カメラに映し出された光景でピンときた人も多かったのではないだろうか。もともとツアーにも組み込まれていた、日比谷野外大音楽堂のステージがこの日の配信ライブの舞台となった。

予定時間の15分前からYouTubeのチャンネルにアクセスしてみたのだが、すでに多くの人が開演の時間を待ち焦がれていて、ライブチャットも大盛況。このあとの演奏を心待ちにするコメントがすごいスピードで流れていく。「間もなく開演」を告げるあいみょんの映像が流れると、その勢いはさらに高まり、その様子を見ているだけで、多くの人と同じ気持ちを共有する「現場」の雰囲気がイメージできる。そして定刻通りにあいみょんがステージに現れるとアコースティックギターを手に歌い出したのは、“風とリボン”という名の新曲。挨拶がわりに短くまとめられた楽曲にも、その柔らかなメロディを味わうことができて、初夏の爽やかな野音の空気の中でこの楽曲を聴くことができたなら、どれだけ気持ち良かったかと思う。それこそ途中ビールでも飲みながら。カメラが映し出すのは、観客のいないガランとした客席。リハーサル時には降っていたという雨も止んで、曇り空ながら、少し湿った空気をまとった東京の空が画面越しにも感じ取れる。この情景を映し出すカメラワークが、この日はとても効いていて、「寂しい」と思う気持ちよりも、あいみょんが今いるその場所の「空気」を感じさせるという意味で「ライブ」だった。あいみょんという「存在」と、無観客という「不在」がそのまま映し出されることで──それが野音という抜けの良い環境で映し出され──これまで感じたことのない、不思議にエモーショナルな「生」を感じさせたのだ。(以下、本誌記事に続く)

(『ROCKIN'ON JAPAN』2020年9月号より抜粋)


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【JAPAN最新号】あいみょん、ひとり野音のステージに立つ。「最初で最後」の無観客ライブにあったもの、そのすべて――そして、最新アルバム最速レビュー! - 『ROCKIN'ON JAPAN』2020年9月号『ROCKIN'ON JAPAN』2020年9月号
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