現在発売中の『ROCKIN'ON JAPAN』4月号に大森元貴が登場!「ただいま!」という感じとはまだ違う、「初めまして!」のような感じなのでしょうね
Mrs. GREEN APPLEのフェーズ1完結から7ヶ月――大森元貴、突然のソロデビュー!
鮮やかに「ポップ」をアップデートする1st EP『French』の衝撃。
沈黙を破り、メールインタビューによって届けられた、ソロ作への想い、近況、果てなき音楽への探求心……一挙掲載!!
インタビュー・文=小松香里
2020年7月8日、初のベストアルバム『5』をもってフェーズ1を完結し、活動休止期間に突入したMrs. GREEN APPLE。そこから約7ヶ月後の2月21日、突如大森元貴のソロ作がリリースされることが発表された。
1st Digital EP『French』は3曲入り。表題曲“French”は、ミセスの楽曲にはなかったような深遠なエレクトロ。隙間の多いトラックの中で、大森元貴のハイトーンボイスが、様々なイメージの波間を泳ぐように、どこまでも伸びていく。
2曲目の“メメント・モリ”は、アイリッシュテイストを感じさせる穏やかなバンドサウンド。「命とは?」「自分の最期とは?」という、あらゆる人間にとっての根源的な問いがストレートに綴られている。
3曲目の“わたしの音”は、ブルージーなギターが響く弾き語り調。大森元貴にとって音楽は不特定多数の聴き手と繫がるためのコミュニケーションツールでもあるが、それに対しての複雑な喜怒哀楽の感情が描かれながらも、音楽を作り続ける意志が描かれているように聴こえた。
大きく違う3つの方向性から届けられた初のソロ音源には、音楽家・大森元貴の新たな顔も根幹も収められている。Mrs. GREEN APPLEはフェーズ2に向け、「Project-MGA」を立ち上げ、ともに活動するクリエイターやスタッフを募るためのオーディションを行う等、水面下で動いているが、そんな中で大森元貴はどう音楽に向かっていたのか? どんな想いをこの3曲に込めたのか? 20問超の質問に答えてくれたメールインタビューを公開する。(小松香里)
(『ROCKIN'ON JAPAN』2021年4月号より抜粋)